「アニキに恋して」 第3話
「アニキに恋して」(愛上哥們)第3話。よくあるシーンが散見されるというのに、とても楽しいです。
前回、第2話について書いたときに触れた劉瑞琪さん、
「アニキに恋して」 第2話 - 天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ
ここに書いた2日後、第51回金鐘獎で、助演女優賞(戲劇節目女配角獎)を受賞されました。ハジメちゃん(王傳一)が主演した「失去你的那一天」に出演されていたのですね。
ハジメちゃんといえば、「幸せが聴こえる」(聽見幸福)でハジメちゃんの義妹、かわいいフェイフェイを演じていた陳語安が第3話から登場しました。子供っぽさはフェイフェイより少し控えめですが、積極的な場面で見せる笑顔はやはりかわいいです。
以下、ネタバレあります。
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「超級☆大英雄~遥かなる時空を超えて~」 第8話~第14話
「超級☆大英雄~遥かなる時空を超えて~」(超級大英雄)第8~14話。
序盤のゆっくり進行より少しテンポアップし、内容も膨らんできましたね。
第13話から視聴したときと印象が変わった点は2つ。
ひとつは、登場人物が増える楽しみです。大衛、徐菲、龍龍といった人物が中盤あたりから登場してきますが、人物が増えるたびにお話が広がり、深まっていきます。第15話に登場ずる彦軍や悪役チームまで出揃ったところから視聴するのとは違い、変化が感じられます。
もうひとつは、謎解きの感覚をより味わえるということです。中盤から視聴したときよりも、明の時代から来たのは二人だけではなく他にもいる、という発見に似た感覚が楽しめます。
吳慷仁目当てで視聴したドラマでしたが、このドラマのお気に入りキャラは、モー・ハン(莫涵)です。
莫涵はまるで小学生のようで、どこまでが役柄がどこまでがキミ・レン(任容萱)の幼さによるものなのか区別がつきません。子供っぽく見た目はかわいらしいものの、クーシャン(可尚)の前で「私の暁東哥!」と言って彼を傷つけたり、映画の誘いにシエンティン(顕婷)と行けばと答えたり、故意でなければいいのか、という言動がしばしば。もし本当に可尚が顕婷と映画に出かけて接近でもすれば莫涵には好都合なわけで、天然ほどこわいものはありません。
その莫涵にやられっぱなしのクーシャン(可尚)を演じている王家梁は、日本放送された「夏の協奏曲」(戀夏38℃)、「逆転!赤ずきん」(大紅帽與小野狼)、「僕らのメヌエット」(妹妹)にも出演している、という話を以前書きましたが、
「超級☆大英雄~遥かなる時空を超えて~」 第17話・18話 - 天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ
現在日本放送中の「アニキに恋して」(愛上哥們)にも出演しているようです。知りませんでした。「愛上哥們」の映像の中では見たことがないのですよね。日本放送分にもまだ登場していませんが、登場する日が楽しみです。
前半に特に見られていたコント並な路線は、もっと強く押し出してくれても良かったのに、と思ってしまいました。その方が全体に勢いが出て良かったように思います。こういったオーバーな演技をする大東は生き生きしていますし、とても得意そう。
シャオトン(暁東)が反応してシートン(西東)になる音が顕婷の携帯着信音は、「十面埋伏」。こんな古い曲を顕婷が携帯着信音にこの選曲をするというのも縁ある証でしょうか。「十面埋伏」、すっかり忘れていましたが、映画「LOVERS」の原題でしたね。懐かしい。
さて、第15話からは、ついにクリス・ウーさんが登場します。
吳慷仁:第51回金鐘獎「戲劇節目男主角獎」受賞おめでとう!
吳慷仁が、第51回金鐘獎で主演男優賞(戲劇節目男主角獎)を受賞しました。
吳慷仁おめでとう!!
受賞したときは、こちらまで涙してしまいました。
プレゼンターとして吳慷仁の名前を読み上げた時の天心の喜び、吳慷仁自身の感極まった表情、曹瑞原監督との抱擁と彼の背中を強く叩く監督の手。。
壇上での吳慷仁は、昨年とはとても違っていて、嬉しい、というよりも、耐えてきたものが表出したような、努力がようやく報われたような、深い思いが感じられました。そして、このような位置に来たことへの感謝と責任。
8年前にはいっぱいNGを出していたけれど今ここにいる、監督が評価してくれたことに感謝している、と「一把青」と監督にお礼を述べて、台湾の俳優さんたちに関する話をして、(自分たちは)もっとも才能があるのではないけれどもっとも努力したひとり(になれる、みたいな感じでしょうか)と言って舞台を去りました。
このドラマと監督へのお礼の部分、記事によると「以後的我不會讓你們失望,我會再來,謝謝一把青」と言っていたようです。力強いですね。
今回は、受賞してくれたら嬉しいけれど、賞についてはわからないし、吳慷仁にはまた機会が訪れるはず、という気持ちで見ていました。全31話のドラマで第20話までしか出演していませんし、「一把青」は13ものノミネートがありましたので、全体としてのバランスを取られた場合、あまり好条件ではないと思っていたからです。
でも、吳慷仁にはまた機会が訪れるとしても、郭軫には今回しかないのです(当たり前)。吳慷仁というより、郭軫が評価されてほしい。この妙な感覚をずっと持っていたので、この受賞は本当に嬉しく、見ているだけなのに、感動してしまいました。
「一把青」は、結局、6部門で受賞しました。
◯「一把青」:戲劇節目獎(作品賞)
◯曹瑞原:戲劇節目導演獎(監督賞)
◯吳慷仁:戲劇節目男主角獎(主演男優賞)
◯連俞涵:戲劇節目新進演員獎(新人賞)
◯許英光、姚君、許淑華、嚴振欽:美術設計獎(美術デザイン賞)
◯丁海德:燈光獎(照明賞)
他の作品は見ていないので、相対的には何も言えませんが、作品賞と監督賞はおそらく予想通りだったのではないでしょうか。
残念だったのはシェリル・ヤン(楊謹華)です。
主演女優賞(戲劇節目女主角獎)は、「結婚なんてお断り!?」(必娶女人)のアリス・クー(柯佳嬿)が手にしました。この二人なら、シェリルの方が断然良かったと思うのですけれど、うーん…。これについては、両方とも見ているので、どうしても引っかかってしまいます。「結婚なんてお断り!?」(必娶女人)はその扱いから受賞ゼロにはならないと思っていましたが、「必娶女人」としてはロイ・チウ(邱澤)の方が際立っていたと思いますし、うーん…。
でも、これが審査員の結論なのですね。
この主演女優賞の発表の後が作品賞の発表だったのですが、ここはちょっと感動的でした。
作品賞を「一把青」が受賞し、曹瑞原監督が壇上に向かう時、座席にいたシェリルの手を取り、彼女をエスコートして舞台に上がったのです。監督にとっての主演女優賞はシェリル、といった意思を感じ、ぐっと来たところで、なんと、監督、受賞の挨拶までシェリルに振りました。
審査員に評価されることも嬉しく価値あることですが、ここまで監督に認められるというのは、俳優さんにとって、賞に代えがたい喜びなのではないでしょうか。
曹瑞原監督はよほどシェリルが受賞を逃したことに納得がいかなかったのか、授賞式終了後の動画には、どうして謹華が、理解できない、とつぶやく監督が映っていました(一度聞いただけなので間違っていたらごめんなさい)。
賞というのは、いろいろな背景がある中で、多様な作品を同じステージに乗せて、審査員が決めるものなので、難しいですね。
何かひとつ条件が変われば、結論が変わったりすることもあるのだと思います。そして、そういった性質ではあるけれど、ひとつの評価でもある。
だから「郭軫」が評価されて、本当によかったと思いました。
今年の金鐘獎はこれで終了。
体重も増えて坊主頭で登場した吳慷仁は、中身が充実していることを感じさせ、とてもかっこよかったです。受賞のスピーチも、感謝だけではなく、しっかりメッセージを発しているのですよね。舞台裏では、朱青(連俞涵)を安心させるか何か、気持ちを伝えるように、すっ、と手を握ったり。自分で考えて、自分で決めて、自分の足で歩く人なのだろうなあと思いました。
明日以降、ゆっくり受賞のニュースを見たいと思います。
吳慷仁:KIRIN一番搾り「品味初衷」編
KIRIN一番搾り宣伝動画の新しいバージョンが数日前にアップされていました。
吳慷仁の髪がまだ短いので、撮影時期は少し前でしょうか。
洪建仁さんという方のお店を訪問して語り合っています。夏にアップされた「純粹信念」編
吳慷仁:KIRIN一番搾り「純粹信念」編 - 天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ
につづき、料理人さんとの対談その2、という感じですね。
ビールを飲む姿がちらっ、ちらっ、と映るのですが、かっこいい。
そしてビールを注ぐ手元がきれいです。
まあビールの宣伝ですからね。
ここまで書いて、かつては仕事でお酒を注いでいた人だと思い出しました。飲む姿も、注ぐ手元も、納得です。
今日はいよいよ金鐘獎の授賞式です。
現在、身体がかなり大きくなっていて、さらには最近、坊主頭になってしまったので、あの姿で正装するとどうなるのかちょっと心配でもありますが、吳慷仁含む「一把青」チームの登場を楽しみたいと思います。
朱青と郭軫の幸せそうな姿が見たいので、二人で登場してほしいなあ。
「アニキに恋して」 第2話
「アニキに恋して」(愛上哥們)第2話。
子楓の母親役、劉瑞琪が演じた自身の若い頃の姿がとてもきれいです。
かなりライトがあたっていそうですが、昔風なファッションと髪型にしていても浮いた感じがせず、ご本人の若い頃の姿としてかなり自然で、繰り返して見てしまいました。
劉瑞琪さんは、日本放送されたドラマにもたくさん出演されていますよね。華やかな顔立ちとハスキーな声、そして色っぽさがありながらもどこか男性的で媚びない雰囲気が素敵です。
私が見たもっとも若い時の劉瑞琪さんは、2001年の大陸ドラマ「雨のシンフォニー」(像霧像雨又像風)のヒロインの継母役ですが、このとき40歳前後だったようです。
「雨のシンフォニー」は、今考えてみると、豪華な出演陣なのですよね。チェン・クン(陳坤)、ジョウ・シュン(周迅)、ルー・イー(陸毅)、リー・シャオラン(李小冉)、スン・ホンレイ(孫紅雷)、すべてこのドラマで記憶に刻まれました。劇中は心雨(周迅)よりも紫儀(羅海瓊)派、そして安琪(李小冉)。女優陣も男優陣も皆、とても印象的でした。
さて、第2話は、予想以上に話が早く進みました。
パーティーでトイレに行き、デパートのくじを当てる小菁。彼女のおかげで二人が進展していきます。
以下、ネタバレあります。
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「超級☆大英雄~遥かなる時空を超えて~」 第1話~第7話
「超級☆大英雄~遥かなる時空を超えて~」(超級大英雄)が、先月からBSで放送されています。このドラマは昨年視聴したのですが、その時はDATVさんの壁が高く、吳慷仁が出演する直前の13話から見始めました。ここに最終回まで書き終わったあと、再放送で前半もさらっと視聴したのですが、せっかくBSに来たので始めから見てみることにしました。
ひとことで書くと、大東の大東による大東(ファン)のためのドラマ、といった印象。これ、悪い意味ではありません。
カジュアルな雰囲気やノリで作られているけれど、大東演じる暁東の事務所はこだわりを感じるセットになっていて、大東の衣装もまた、他の人は着ないような凝った衣装で、端的に言ってすごく大東っぽいのです。カッコよく決めた大東だけでなく、コント芸人のような大東も見られますし、ヒロインは結果的に何度となくコスプレ状態になっていて、とにかく色々な意味で彼らしく、大東ファンがすごく楽しめるドラマになっていると思います。
昨年、後半を視聴した際には、もっと大東が登場した方が良かった、と思ったのですが、あらためて最初から見たらどんな印象になるのか、ちょっと楽しみです。
ここまで、いいなあと思ったのは、モー・ハン(莫涵)。年齢の割にとても子供っぽいのですが、まったく違和感がありません。あまりに幼いので、黄色いショルダーバッグを斜め掛けにしていた時には、幼稚園児をイメージしたのかと思ってしまいました。莫涵は、その表情や態度から暁東を好きなことが全員にバレバレで、暁東に助けられた過去を思い出せば徐嘯天が茫然とするほどに大粒の涙を流す天然女子ですが、キミ・レン(任容萱)が演じるとその天然っぷりも自然に見えます。彼女が過去からやってきた二人の警戒心を解いてしまうのも納得です。
暁東たちの中学時代のエピソードほか、全体にも、ちょっとゆっくり気味に進むので、ゆるやかな気持ちで視聴しています。
クーシャン(可尚)は後半の印象よりも隙があるキャラクターだったのですね。莫涵のプリン、あんなお子様プリンをあげる莫涵も莫涵ですし、あの程度のデザートにやられてしまう可尚も可尚。この人たち二人のシーンは周囲にはわかりやすいのに当事者間は通い合わないところがかわいいです。
事務所の側を流れているのは愛河でしょうか。室内のシーンの背景に大きな川が流れているって、いいですね。二度目のせいかもしれませんが、ロケ地が気になります。
吳慷仁の作品が見たい!
今日、10月1日、吳慷仁が主演したネットドラマ「CODE浮士德遊戲」が愛奇藝で放送されます。視聴できる環境にはありませんが、せっかくなので、10日ほど前に公開された予告編だけでも貼っておきます。
この吳慷仁、他の作品に比べてちょっと顔つきが穏やかに見えませんか。表情ではなく、基本的に穏やかで優しい感じがします。
2月に、「一把青」で郭軫お別れの回を迎える直前、出演者たちが役の立場で語ったり、短いメッセージ語ったりする動画が公式FBに次々とアップされていたのですが、吳慷仁はこの「CODE」の役のスタイルで登場していました。
郭軫の最後となる第19話・20話を視聴した後は、本当につらい気分になってしまったのですが、唯一、癒し効果があったのがこの動画。そのときは、郭軫によるつらさを癒せるのは郭軫なのだろうと思っていましたが、この時期の吳慷仁自身がすごく穏やかな雰囲気を持っていたせいかもしれません。
4分過ぎた辺りに吳慷仁が登場します↓
なんとも優しい。
ドラマ公式FBにアップされたときは、最初の部分に、郭軫とは違う新作の外見で出ていることを笑顔で話す数秒がありました。他の出演者の深刻な雰囲気とも合わないですし、合体させた際のカットは仕方ないと思いますが、カットされたその部分がいちばんかわいく癒されます。
この時期、ちょうど数か月のお休み明けなのですよね。優しいのはそのせいもあるのかも。
吳慷仁お仕事開始:「CODE」 - 天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ
さて、植劇場「戀愛沙塵暴」の方は最終回になりました。こちらも正しい方法では見られません(が、ネットで探すと出てきます)。せめて感じだけでも、ということで、2か月近く前に公開された予告編↓
吳慷仁の出演作を日本でも見たい!
新しい作品の放送がない中、BS11で、「超級大英雄」の放送が始まりました。さすが大東。
彦軍までは、あと10日ほど。再放送でも楽しみです。