「金蘭良縁」 31話から33話まで
ようやく話が動いてきました。
でも、どうしてこんなにスローテンポだったんだろう。
序盤のテンポの良さもコミカルさも、先週あたりまで、もはや思い出のようでした。
そんな中、阿福は地味にコミカル路線を維持しています。
ドラマ全体が時代劇のしきたりに拘らない作りになっていると思いますが、阿福は現代人のようなリアクション。
いつも偉くてかわいいです。
柳文昭の妹、倩倩、元宝に対しては一途なのねえ。
義母のため、元宝のため、と、周りのためだと勝手な主張も通す麒麟より、
元宝が好き、という思いに真っ直ぐに進む倩倩の方がむしろ愛らしく感じます。
これ、そのくらい玉麒麟にかわいげがないとも言えて、どうも麒麟に共感できません。
唐嫣が演じる麒麟はちょっとトゲトゲしい。
おかげで、忘れていたロイ・◯ウへの仕打ちが蘇りました。
ここへ来て、一気に来たのは元宝母、金夫人。
元宝誕生時の諸々があるとはいっても家を守るため(たぶん)。
金家をひとりで守ってきた金夫人。
元宝に引き継ぐために夫亡き後、ひとりでがんばってきた。
そんな金夫人が息子のわがままとも言える麒麟への愛を丸ごと受け入れていくあたりは、金夫人目線で泣けます。
金夫人を演じる女優さんは、最初から、ちょっと他の古装劇に出てくる女優さんと外見や雰囲気が違うなあと思っていたのですが、アメリカを拠点に活動されている方なのですね。
ヴィヴィアン・ウー(鄔君梅)さん。
自立しさっぱりとしていながら棘のない雰囲気がこの役柄をさらに素敵に見せていると思います。
もうちょっとテンポよく進んでほしいなあと思いますが、この先なんとか盛り返してもらいたい。
そして陸毅はいつ。