「カノジョの恋の秘密」 第11話
「カノジョの恋の秘密」(金大花的華麗冒險)第11話。
早く第12話が見たい。
以下、ネタバレありです。
テリーもダーホァも、細かい気持ちの変化が見えるので、この二人をどんどん好きになっていきます。
テリーに注意されて涙目になっているダーホァですが、怒られたから涙目なのではなく、ダーホァ自身が騙されたことに衝撃を受け、傷つき、こわいとも、悔しいとも思っているのだと感じさせます。そんなダーホァを見ているとこちらも涙目に。ダーホァ、がんばれ。
騙されてしまったダーホァに会社の人たちが善意で近づくばかりではないことを教えるテリーは、とても厳しいけれど、涙目のダーホァを気にかけている様子もあって、やっぱり優しいです。
テリーがダーホァに話した、ダーホァの失敗を望んでいる社内の人がたくさんいる、君を嫌う者ほど優しい言葉をかけてくる、といった内容は、そのまますべて、テリー自身の立場のことでもあるのですよね。
そして、そんなテリーをダーホァは早くも理解していきます。
あなたも複雑、あなたは社長だからもっと怖くてつらい、仮面を外せないから。
酔っぱらいダーホァに内面を見透かされたテリーは、動揺し、まさに仮面を外した表情を見せます。見透かした上に、あなたの味方、と安心感ある心強さで話すダーホァ。そんなこと言われたら、テリー、ダーホァのことを好きになっちゃうでしょ。
このあたりの二人のシーンはとても好きです。
独りでたたかうテリーにとって、ダーホァは彼を理解し守ってくれる存在になっていきそうです。
でも、ダーホァの心にいるのは、今もグァンジュン。グァンジュンを見つけた時も嬉しそうでしたし、テリーにお礼を言うのもグァンジュンのことです。それなのに、グァンジュンは相変わらず。“ダーホァってあなたの大事な人?”“恋人なの?”の答えが、ダーリーの姉、で、がっくり。もう待てないわ、グァンジュン。
今回、ついに、リャンエンとの別れがやってきました。
チン・モー、そんな大事なことはもっと早く言って。
ああテリー(涙)。
チン・モーがテリーを騙した意味がわかりません。説明はわかるけれど、社長の地位とか会社とか、そんなものより、テリーが大事にしていたのはリャンエンなのに。それを親友のチン・モーがわからないなんて。
それに、意識がなかったとか、混乱するテリーにこうなるのを心配したとか、話に整合性がなく、いったい何を考えていたんだかチン・モー。テリーの反論がいちいちごもっともです。
もう少し進めば、チン・モーの言い分にも一理あると思えるようになるのでしょうか。
リャンエンが亡くなるときのテリーもつらかったけれど、ダーホァをリャンエンと間違えて、お帰り、離れないで、と愛おしそうに抱き寄せるテリーは見ていてつらいです。
ダーホァに頬を叩かれて終了。テリー、落ち込みそう。
テリーは表情でたくさん語ってくれるので、思いを語らなくても、どんどんテリーに傾いていきます。バスタブにも水没して、それがまた似合う。陰の魅力のテリー。
すぐには立ち直れそうにありません。