天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ

台湾ドラマや中華なドラマの感想を書いています。吳慷仁が好きです。

「キミをプロデュース」 第6話

「キミをプロデュース~Miracle Love Beat~」(A咖的路)、第6話。今日も楽しかったです。シューユーかっこいい。

 

かっこいい人の役をやるとかっこよくなる吳慷仁。

髪型は「超級大英雄」の彦軍の時と大差ないですし、たぶん撮影時期も近く、もしかすると重なっているのかな、と思うくらいなのですが、シューユー(書宇)の方が断然かっこいいです。

 

以下、ネタバレありです。

 

 

 

先週分の放送で、シューユーの家にウェイジェンが来る展開になったところで、いよいよ主役カップルを接近させるのかしら、と思いました。今回も、開始早々にシューユーが、“彼女はバカじゃない、純粋なんだ”と真顔でつぶやいた時には、これで一気にウェイジェンに傾いて、ありきたりになってしまうのかしらと懸念しましたが、意外に距離が縮まらず、いい感じです。

 

ウェイジェンが熱を出してシューユーが看病をする。ありがちな展開です。翌朝、せっせと活動開始するウェイジェン、寝ているように勧めるシューユー。ここで、クラッと倒れそうになって無理して頑張るヒロイン、みたいになっていたら興ざめだったと思います。

でも、ウェイジェンは違います。「元気な天使」で「太陽姫」。本当に元気。丈夫です。この丈夫さがとてもかわいいです。

 

そんな二人の同居にジアシンは不安な様子。そりゃそうですよね。もちろん、あんな風にウェイジェンの名前を出して彼女を利用したジアシンが悪いです。

でもねえ。

こういう性格で他人をプライベートな空間に入れない彼が、事情がどうであれ女の子を家に泊めたら心配になります。何かがあるからではなく、何もなくても、彼自身が変化していくことに不安を抱くでしょう。ジアシンはウィナー・バンド時代からの友人に「私たちの愛は決して変わらない」と話します。二人が相手を思う気持ちは変わっていないのに、二人の関係に少しずつ、小さいけれど直せない傷が入っていくようです。

 

リーダーにはリーダーの夢がありますよね。シューユーの夢とリーダーの夢、同じ方向を目指していたかもしれないけれど、キャリアを積む中でそれぞれの夢の形は変わっていくはずです。そして経済的なことを含むそれぞれの現実があります。

リーダー、シューユー、ジアシンは、若い時のバンド仲間であり親友、恋人。そういう関係の3人が一緒に仕事をしていくって、友人関係があるからこそ、難しいですよね。友情や愛情だけなら維持できるのに、仕事があることで、すれ違いが生まれてしまう。この先、3人は傷つけあってしまうのかな。

 

シューユーがリーダーのお母さんに電話をするときは普通の好青年風です。こういう違いが、リーダーやシューユー、声すら出てこないリーダーのお母さんとの関係を想像させてくれます。シューユーは親子の情を扱うテレビで涙したり、お母さんとの関係に何かありそうですね。

 

そんなシューユーの他人に見せない涙を「記念」に盗撮するウェイジェンには笑いました。ここ、普通のヒロインなら、彼への思いを深めて見守りませんか。そもそも何の記念なんだか、と思ったら、シューユーにだって血も涙もあるという証拠写真だとか。ウェイジェン、おもしろい。

携帯を奪い合ってバランスを崩して急接近、というシーンでも、接近のあと、シューユーはスパッと手を離して棒立ちで、スパッと離されてしまったウェイジェンは座り込む、というまだ距離のある通い合い方がむしろ心地いいです。ウェイジェンの方がシューユーより芯が強そうですし、前を向いている時の方が彼女は魅力的。

 

自分だけを相手に契約を持ち掛けてきた交渉相手がリーダーを悪く言った直後にテーブルの上の本やCDを払い落としたシューユーがカッコつけてるけど素敵、と思ったら終わりました。

早く明日の分も見たいなあ。

今日もDVDと同じで一安心。第1話の入れ替えがあった以外は同じなので、ほとんど変わらないのかもしれないですね。