「キミをプロデュース」 第7話
「キミをプロデュース~Miracle Love Beat~」(A咖的路)、第7話。
ジアシンとの関係より先に、リーダーとの関係が綻び始めました。ジアシンもシューユーもリーダーも、それぞれにつらいです。
悪いのは誰?の答えはあるかもしれないけれど、それでもその人だけのせいではない。みんな自分自身にも負うところはある。そんなことを思った第7話。
以下、ネタバレありです。
メイはシューユーだけが欲しくてリーダーのことは要らないと言った、それを言ってしまえば誤解はなかっただろうけれど、そこだけは言わないシューユー。大きな契約よりリーダーとの関係を選んだのに、そのリーダーに信じてもらえない。つらいです。「昔は俺が裏切ったりしないと信じてくれた」、この言葉が重く響きます。
リーダーはシューユーが自分の苦労や夢をわかっていないと思っているけれど、ちゃんと見えていないのはリーダーなんですよね。たとえ自分一人だけでも契約しようとしたのはリーダーの方。でも、リーダーを責める気持ちにはなれません。ずっと扱いにくい男シューユーを支えてきて、おそらく片思いであろうジアシンのことも見守ってきたリーダー。今、目の前にある契約が夢への扉だからというだけではなく、これまで全力だったからこそ、誤解とはいえ、シューユーの裏切り、誤解ですけど、に失望があるはずです。
人目を気にして帽子を被り一人で帰るジアシンに、いつか手をつないで一緒に家に帰ろう、普通のカップルみたいに暮らそう、と言うシューユーは、どこか悲しげです。もうそうはならないとどこかでわかっていて、それでも、失われてしまったかもしれないものに思いを寄せるよう。
シューユーは今も変わらないのですよね。
だから、リーダーとの友情を選び、リーダーに信用されないことに傷ついている。ジアシンと手をつないで一緒に帰るというのは、ずっとあのときのままでいよう、というメッセージでもあるはず。
だけど、ジアシンはそれに気づきません。数少ない、最後かもしれないチャンスだったのに、ジアシン。
こんな重い気持ちで帰宅したのに、ウェイジェンが鬱陶しいくらいに励ましにきました。よく我慢しているなあと思ったら、やっぱりキレました。
怒鳴られて落ち込んだかと思いきや、謝りに来たシューユーを「快感物質が出る」から運動が必要と“汽車ダンス”に誘うウェイジェン。そんな運動をシューユーがやる日が来たら、そのときこそ病気です。
でも、こんな風に明るくしてくれたら、この子と一緒にいたくなりますよね。
ウェイジェンは、シューユーを明るく照らし、温めてくれる太陽のようです。
めまいを起こしたシューユーを心配して、誰にも言わないと約束したけれどメールをしないとは約束していないからいいかと、とジアシンにお知らせするウェイジェンにうけました。このタフさがいいです。
住む家がないウェイジェンにシューユーの部屋に住むように勧めたジアシンは、本当に3人なら誤魔化せると思ったのか、それとも、複雑な女心だったのか。
ここで素直になれていたら、と思いますが、そうなれないジアシンだからシューユーは好きになったのかもしれないしね。
今回もDVDと同じでした。ドラマの世界にすっかりはまってきたので、先を見ず、来週の放送を待ってゆっくり楽しみたいと思います。