天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ

台湾ドラマや中華なドラマの感想を書いています。吳慷仁が好きです。

「キミをプロデュース」 第11話

「キミをプロデュース~Miracle Love Beat~」(A咖的路)、第1話からずっと、ヒロインではない女性と男性主人公の関係にはまり続け、ついに第11話まできてしまいました。この二人、まだ恋人同士なんですが、いいんでしょうか。ジアシンがどんなに悪い子になっても、ジアシンといるときのシューユーが恋人として素敵なのがいけないんです。こういう辺り、変にリアリティを感じてしまいます。

 

以下、ネタバレありです。

 

 

 

あれほどすれ違って、しばらくは連絡すら避けていたのに、電話でジアシンに語りかけるシューユーを見ていると、ああ恋人なんだなあと思わされます。ジアシンに接する時のシューユーには他では見られない優しさがあります。ジアシン、吳慷仁にこんな優しく語りかけてもらっていいなあ。ま、終わったら冷静そうですけどね。

そして、彼女を残して辞職したのに、当たり前のように、自分が作ろうとしている個人事務所に来いと言うシューユー。ずるい。かっこいいじゃないか。

ジアシンの、「私のことも考えてくれているのね」という言葉に女の子としての不安だった気持ちを感じてうるっとし、「会いたい」と返すシューユーにうるっとしたのに。ジアシンのばかぁ~。断ってしまいました。

この二人は結局は生きていく世界が違うのだろうと思いますし、距離を置いたりもしているのですが、それでもお互いを求める気持ちがあることがわかって、見る側としてはやはりせつないです。

 

そして、こんな状態でも、不安な気持ちになったジアシンが見るのは携帯にあるシューユーとの二人の写真。長い間付き合ってきた二人は、お互いにとって大きな存在なのでしょうね。このドラマは、ヒロインではないジアシンとヒロインのお相手になるはずのシューユーの関係を割と丁寧に描いていると思います。そのせいで、そちらにはまってしまいますが、ここまでウェイジェンが恋愛的な視線でシューユーを見ていないので過剰に彼女が邪魔者になることもなく、若い時に共にバンドを組んでいたメンバーたちの人生や、ウェイジェン含めそれぞれの夢を追う青年たちの物語として見ることができてちょっと新鮮です。

 

リーダー、いつか報われますように。ジアシンがリーダーに、シューユーは私の意見など聞かずに仕事を決めていた、と言った時にはちょっとひどいと思いましたが、リーダーの心理をきちんと読み取っていたんですよね。ジアシンは、迫ってくるリーダーのことはしっかり避けつつも、友人としてはきちんと付き合っている気がします。

 

ウェイジェンは本日も妄想力、爆発。

シューユーに曲を作ってもらえると喜んでいたのに、任される仕事はラッパ水仙のお世話に「初仕事」婚約指輪購入補佐。そしてシューユーは債務者に。それでも前に進み続けるウェイジェン。がんばれ。

 

シューユーの財産の失われ方はこわいです。負債の件に限らず、芸能界を舞台にしたドラマは、作り手にとって自分たちの世界を描いたドラマなので、いくらフィクションであっても、きっと近いことはあるのだろうと思ってしまいます。シューユー、リーダー、ジアシン、ムーチュン、チアオルー、彼らにはモデルがいるのかな。

 

第11話まできても、なぜか男主人公と女主人公のシーンはいまだにコント風、別の女性にプロポーズする男主人公を何の葛藤もなく手伝う女主人公、という、ある意味、斬新なドラマです。でも、この二人のコミカルなシーンはおもしろいので復活してくれて嬉しいです。

 

グァングァン、今日も大荷物を持ってかわいかったわ。