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天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ

台湾ドラマや中華なドラマの感想を書いています。吳慷仁が好きです。

「キミをプロデュース」 第14話

キミをプロデュース 吳慷仁

「キミをプロデュース~Miracle Love Beat~」(A咖的路)、第14話。

 

シューユーがカクテルを作るシーンが登場しました。

吳慷仁がデビュー前にバーテンダーをしていたというのは比較的よく知られた話かと思います。朧げな記憶ながら、以前見たインタビューで、バーテンダー役の話もあるけれどそれは嫌、と答えているものがあった気がするのですが、A咖的路ではその技術をお披露目しています。シューユーだから、なのかはわかりませんが、あからさまにカッコよくカクテルを作っていて、こうやってお姉さんたちから電話番号とかもらっていたんだろうと勝手な想像が広がります(あくまでも想像です)。

 

シューユーはとてもカッコいい瞬間とアホキャラのような瞬間の差が激しく、女性から見た男性ではなく、男性から見た男性を見ているような気がします。この男性からの目線はジアシンとウェイジェン、さらにはドラマ全体にも感じるところで、今視聴している「カノジョの恋の秘密」(金大花的華麗冒險)と対照的で興味深いです。

 

以下、ネタバレあります。

 

 

 

リーダーはシューユーに対してむきになっているように見えます。ジアシンが望まない小細工をしてでもウェイジェンを潰しにかかります。ジアシンとウェイジェンの対決中に電話を掛けてきたシューユーに、焦っているのはどっちのためだ、と聞いたリーダーですが、リーダー自身の行動は、ジアシンのためなのか、あるいはシューユーに対抗する気持ちのためなのか。両方なのかな。

 

ウェイジェンの出演をテレビ越しに見つめるシューユーは、なぜこんなアホキャラのようになっているのでしょう。クールなシューユーとのギャップが激し過ぎる上に、アホキャラがはまっているので、クールな姿は無理してるんだな、とさえ思えてきます。

それでいて、ウェイジェンのために駆けつけるシューユーはヒロイックで、男性が思う王子様像を感じます。音楽に取り組む時のかっこよさ、普段の冴えない姿、弱い女の子のために駆けつけるヒロイックな瞬間、大学時代から続くマドンナ的女性との関係、成功と夢、どれも、とても男性的視線を感じますが、そこが他の偶像劇と違って新鮮なのかもしれません。

 

ウェイジェンの豆乳姉妹とのダンスはかわいかったですね。

 

ジアシンは今回もリーダーの小細工を望まず、舞台裏でも舞台上でもウェイジェンに助け舟を出します。この辺りのジアシンの良心には救われる気がします。ウェイジェンの位置からシューユーを見る時、シューユーが8年間も愛した女性がひどい女だなんて嫌です。時に悪い子のジアシンですが、それでもシューユーが大切にしてきた女性には魅力的な女性であってほしいと思います。

 

シューユーによる、ウェイジェンは自分のすべてを賭けた未来の歌姫宣言、これは感動するところなのかもしれませんが、一時の感情と勢いに任せた感じがして、ちょっともやっとします。ウェイジェンも笑顔は見せません。これは、嬉しいというより戸惑います。男は勝手、という気もしたりして。

シューユーがウェイジェンの手を引き立ち去り、記者に阻まれて振り返ったところに、ジアシンと彼女を守るリーダー。向かい合った二組が、記者たちに押しやられるように離されていく。このときの、ウェイジェンの手を取ったシューユーと、リーダーに支えられたジアシンが、お互いを見つめながら遠ざかっていくシーンは、とても象徴的でした。シューユーを見つめるジアシンが普通の女の子の表情をしていたのも良かったです。

 

ウェイジェンは、母親の期待に応えようとしていたのかな。どこまでが彼女自身の夢なのか、本当の気持ちなのか、そろそろウェイジェンの本当の魅力を見せてほしいです。

 

かつて、君を愛しているから曲を書くと言われたジアシンが、今、別の女性に曲を書こうとするシューユーに対して、その女性を愛しているのだろうと思うのは、当たり前でもあり、嫉妬心以上に喪失感を抱くことも理解できます。シューユーに愛される人であることも、彼の歌姫であることも失い、次にその位置に来るのがウェイジェンなのか。

大学時代、ジアシンに告白するためにシューユーが覚えたカクテルがエンジェルキッス。次のエンジェルはウェイジェンなのかと聞くジアシンに、このカクテル作る相手は君が最初で最後、とシューユーは答えます。3年後歌姫の地位を確立させたら結婚しようと話すジアシンにシューユーが作ったカクテルはラストキッス。シューユーの中では整理ができているのですよね。

 

シューユーとの完全な終わりに、もう昔のように感情に振り回されない、と言うジアシンに、失恋した女の子の気持ちとして切なくなっていましたが、ジアシン、激しいのね。でも、リーダーにキスをするときのジアシンは、きれいでした。

 

今になって契約を持ち出されたり、動画を削除されたり、業界あるあるがたくさん入っているんでしょうねえ。

 

さて、前回、第13話で日本版DVDのSET2に突入したと書きましたが、第13話では短いカットがありました。カットされたのは練習に励むウェイジェンをシューユーが見守るシーン。夜にランニングをして歌を歌うウェイジェンと、自転車でこっそり後をつけるシューユー、ウェイジェンが絡まれたおじさんに、ウェイジェンが立ち去った後、シューユーが炭酸飲料の缶を振って仕返しする、という短いシーンです。無くてもいいと言えば無くてもいいですが、実際には大して役に立っていないというシューユーらしいシーンだと思います。