天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ

台湾ドラマや中華なドラマの感想を書いています。吳慷仁が好きです。

「キミをプロデュース」 第24話

「キミをプロデュース~Miracle Love Beat~」(A咖的路)第24話。

あと3話になって、飛ばしてきました。

中盤のジメジメ期に使った時間でこの辺りのお話をじっくり描いてくれたらよかったのに。あと2話を残し、まだ広がっていきます。

 

以下、ネタバレあります。

 

 

 

ウェイジェンはすっかり前向きです。ウェイジェンの出番の前に緊張するシューユーに、あなたが緊張している姿を見て気が楽になった、と言ったり、曲の入れ替えのせいで失敗したあともシューユーを励ましたり、側にいるシューユーを元気にしてくれます。こういうウェイジェンだからシューユーの心が動いた、そう思えるウェイジェンがようやく戻ってきました。

 

薬まで飲んでしまったジアシンでしたが、これまでと変わらぬ女王様な態度で登場です。そして相変わらず意地悪なことを言います。でもジアシンは、それを陰ではなく、堂々と、シューユーやリーダーの前で言うのです。彼女はいつも、誰かに守ってもらおうとしたり、依存的になったりせず、自分で闘います。そういうところが、ジアシンが悪いことをしても、嫌な女の一言で終われない、嫌いになれない部分なのかもしれません。

 

そして、またしても隠し撮りではめられるジアシン。意地悪なことを言うから悪い、とはいえ、なんだかなあ…な気分です。監督による役の入れ替え要求も、隠し撮りの後では、嫌がらせのようにも見え、気持ちよくウェイジェンを応援できません。ウェイジェンの役をジアシンにやらせる場面は、いじめているようないやらしさがあり、意地悪な子へのお仕置きや因果応報と考えてもすっきりしない気分です。

 

その場を逃げ出したジアシンを、自分は挫折を知っているから敗北感がわかる、といってウェイジェンが慰めます。でも、ジアシンは、何をやらされてもタフにやる、という女の子ではないですよね。挫折を繰り返しそれによって強くなるのがウェイジェン。トップに立ち、勝ち続ける者ゆえの不安や孤独、プレッシャーと闘うために強くあり続けるのがジアシン。背水の陣なのは、ウェイジェンではなくジアシンなのかもしれません。

 

BSの会長、汚い、ひどい、いいところなし。シューユーの聴力障害悪化を喜び、ジアシンやリーダーを道具として使い、私的恨みで彼らを振り回す。ちっさい。

 

今回はリーダーの真意が読み切れませんでした。

シューユーを潰す気満々の会長を止めようとしたり、会長が復讐に躍起だとシューユーに伝えに来たりしたときには、シューユーとの友情を復活させるかと思ったのに、実はそのときに曲の入れ替え工作をしていたのですよね。指示で立場上やむなし、ジアシンを守るため、とはいえ、ガックリ。でも、メイ氏の言葉によって、かつてシューユーがリーダーに義理立てして契約を断ったことを知り、誤解が解けてきたようですね。シューユーのお母さんの命日には仲間としてやってきます。これにはもう、裏がないことを願うばかり。リーダーとシューユーには決裂してほしくないです。

 

シューユー、かっこいいです。なんだかよくわからないけれど、かっこいい。特にリーダーやムーチュンと一緒にいるときのシューユーは魅力的です。もし別の人生を送るならリーダーがいいだなんて、人たらし。来世はリーダーがいいと言いながら、でも俺なら夢を諦めない→夢を諦めるな、仲間の脱退を絶対に許さない→俺を脱退させるな(脱退するな、かな)、非道なBSにも入社しない→BSなんて入るんじゃねえ今からでもやめちまえ、自分の曲を歌いどこまで通用できるか確かめるんだ→お前の夢を覚えているぞやってみろ、と、リーダーへの愛を語りまくります。

 

そして、もし別の人生を送るならチアオルー。まさかムーチュンと意見が一致するとは思いませんでした。以前、誰かになるならチアオルーになりたいと書いていたので、この台詞にびっくりです。理由には同意しかねますが、やはりチアオルーは幸せな女の子だと思います。

 

シューユーの父親はもしやあのちっさいBS会長なの?!という別方面にガックリな伏線を見せて終わりました。

シューユーはリーダーとの関係は修復できそうですが、身体の方は心配ですし、父親のことも出てきて、あと2話なのに、何が起こるのか予測がつきません。

 

ウェイジェンには、アメリカに行って、本物になって帰ってきてほしいです。オーディションで監督に言われていた、自分を信じている、という彼女の魅力がちっとも見えないここまでのもやっと感を一気に吹き飛ばすように自分の足でしっかり歩くウェイジェンを見せつけてほしいです。