天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ

台湾ドラマや中華なドラマの感想を書いています。吳慷仁が好きです。

「カノジョの恋の秘密」 第21話

「カノジョの恋の秘密」(金大花的華麗冒險)第21話。

 

吳慷仁出演作における盆暮れ一緒に来た状態が続いていましたが、日本では「キミをプロデュース」の放送が終わり、台湾では郭軫が逝ってしまい、残るはテリーだけになりました。

物憂げだけれど仕事では毅然とした態度の優しいテリー。鼻の穴にペンを挿している人と同一人物とは思えません。

 

以下、ネタバレあります。

 

 

 

ダーホァの嬉しそうなモジモジと、グァンジュンの照れ隠しのようにふざけた愛情表現を見ていると、やっぱりこの二人に幸せになってほしいと思ってしまいます。いつもこの繰り返しです。

“もう「まつ毛」だと思わないで”、ダーホァ、喩えが独創的。グァンジュンは、ずっと近くにいたからダーホァの大切さに気づかなかったけれど離れてみて気づいたというのなら、もう手放さず、このままテリーの元からダーホァを連れ戻してもらいたいです。本来、粗野な男であろうグァンジュンですが、溫昇豪の笑顔に包容力を感じさせる安心感があって、甘い気持ちでうっとりしてしまいます。

 

帰りの遅いダーホァを思い、物憂げな表情で外を見つめるテリー。かっこいいのに、吳慷仁が最近やっていた鼻にペンを挿した上目遣いの表情がちらつき、どうも入り込めません。あの写真をアップしたことには彼なりの意味があったと思っていますので好意的に受け止めていますが、こういう時に困ります。

 

テリーに、ダーホァを好きなのかと尋ねるチョンホン。軽やかなBGM同様、気楽な気分で見ていましたが、彼女がいなくなったら社長はダメージが大きい、という言葉と仕草にどきっとしました。彼女がいなくなったとき、テリーは公私ともに厳しい状況になってしまうのでしょう。でも、テリーはそれほど弱い男ではありません。急きょ出張を決めて、ダーホァを自分の側に引き寄せるあたり、彼の強さを感じます。ただ、それが、まさか、お泊り付きになるとは。

 

同じ部屋に泊まることに緊張するダーホァですが、毎日テリーの家に泊まっています。

スウィートルームなのに浴室の棚が落ちるのも、工具もなしに自分で棚を直すのも、すべては台湾ドラマ恒例、男性主役の脱ぎ脱ぎシーンのためなのですよね。浴室に倒れこむシーンは、床面は堅いし、裸でわずかな布の衝撃吸収すらないしで、痛そうで気の毒ですが、シャワーのおかげでコボちゃんヘアが適度に崩れ、ダーホァを見つめるテリーの笑顔がとても素敵です。

 

テリーの中で、ダーホァの存在がどんどん大きくなっていきます。もしダーホァがいなければ今頃酒浸りの日々を過ごしていたというのは、本当にそうだろうと思います。ダーホァがいたことで、テリーはなんとかやってこられた、そしてそれが当たり前になり、ダーホァ本人に気持ちが傾き、離れられない気持ちになってしまったテリー。「もしも一生別れたくないと言ったら?」は、本心ですよね。

ダーホァは友達としてテリーを大切に思っていますが、テリーの思いを知った時、自分の中にもあるテリーへの思いに気づくのかもしれません。

 

見終わる頃には無事、鼻にペンを挿している人が別の人に思えるようになりました。

テリーが素敵で本当に良かった。爽やかに視聴終了です。