読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ

台湾ドラマや中華なドラマの感想を書いています。吳慷仁が好きです。

「幸せが聴こえる」 第33話(最終話)

幸せが聴こえる

「幸せが聴こえる」(聽見幸福)第33話。最後までジャンチェンは演出男でした。

 

以下、ネタバレあります。

 

 

 

最後はめでたしめでたし。すべてが幸せな方向に向かって終わりました。

ドラマ全体に穏やかな温かさが流れ、波乱があるようでも、この二人はいずれ結ばれるのだろうと思わせる安心感のあるドラマでした。ハジメちゃん(王傳一)が年齢以上に大人な外見なことと序盤のキミ・レン(任容萱)がうるさいほどの天然演技なことをクリアできれば、あまり好き嫌い分かれることなく誰もが楽しめる作品のように思います。嫌味のない任容萱と大人の包容力を感じさせるハジメちゃんはとてもいい組み合わせで、恋愛ではなく愛を感じさせ、見る側を幸せにしてくれました。

 

第33話冒頭、目が覚めたら妻になっていたユーシー。映像で自分が眠っている間の結婚式を見てジャンチェンの思いを知りユーシーは感動、という盛り上がるはずの場面ですが、ユーシーが目覚めない辺りから作り話的な部分が多くなっていて、こちらは過度に落ち着いてしまいます。

事故のあとユーシーが目覚めないということでロマンチックな演出がたくさん生まれましたが、好みとしては、このエピソードがなくすっきり結末を迎えてくれた方が良かったかなと思います。でも、そうならないのがこのドラマらしいところでもありますね。

 

ヤーティーは亡くなってしまうのかと思いましたが、すっかり元気になって登場です。これは、あのとき、再び移植手術を受けたからなのでしょうか。そうであれば、ルオハンの心臓の細胞も細胞記憶も消えてしまったのですよね。ルオハンとのお別れを映像で見たかった気がしますが、盛りだくさん過ぎて無理だったかな。

ヤーティーがユーシーママをお母さん(乾媽)と呼ぶというのは幸せな雰囲気なのでいいと言えばいいのですが、ユーシーママとヤーティー、そんなに親しかったっけ?と思ってしまいました。ヤーティーについては、ユーシーを中心に見て描かれているせいか、あの話はどうなった?ということがときどきあります。

ヤーティーを演じたニータ・レイ(ニタ・レイ;雷瑟琳)は舞台裏映像ではたいてい騒がしい雰囲気にもかかわらず、ヤーティーではとても穏やかな女の子に見えますし、「キミをプロデュース」(A咖的路)では高飛車で華やかなジアシンがぴったりで、役によってまったくイメージが異なる女優さんです。

 

フェイフェイは最後までかわいい女の子でした。

美女と野獣のお芝居でブーケを見つけたり、ユーアンにキスをしたり、彼女の一喜一憂はいつもかわいいです。ユーシーママとユーシーに、ユーアンと結婚してくれる?と聞かれ、「好啊(いいですよ)」と答えるときの笑顔とさっぱりした口調がいかにもフェイフェイ。ユーシーママとユーシーに、「素直な子ね」「ストレートだわ」と言われていましたが、このストレートさと素直さ、そして純真さと善良さはフェイフェイの魅力です。

 

バネッサは、お腹の中で大きくなる子の父親がもう側にいないつらさがありますが、ボーイエンが子供のために尽くしてくれたことと最後にバネッサに残した言葉は大きな支えになることでしょう。ジェンチェンとユーシーが乾爸と乾媽になってくれて、会社でもジャンチェンと手を組んで、周囲に支えられながらきっと幸せになれるはず。バネッサは後半になってだんだん好きになったキャラクターでした。

 

ジェンチェン、今度は自宅で流星の演出。さすがロープウェイまで飾る男です。

ここまで、演出好きのジャンチェンを少々冷めた目でながめ、ハジメちゃんの気障な仕草にちょっとイラッとした日もありましたが、プロポーズで跪くときのジェンチェンにはうっとりでした。ハジメちゃんが跪くときの成熟した身のこなしが素敵です。一歩間違えばヨッコラショになりかねない膝に手を置くしゃがみ方がかっこよく様になります。

 

あんな船で新婚旅行とは、最後の最後に事故でも起きて終了したらどうしようかと思いましたが、無事にハッピーエンドでした。後ろにジャンチェンがいるって、すごく安心で幸せですよね。守られる幸せを感じさせてくれるジャンチェンです。

 

細かいこだわりがあった割には、ラストはあっさりエンディングテーマに切り替わりました。

 

幸せな気持ちにしてくれるドラマっていいですよね。

穏やかでありながら退屈ではなく、激しさがなくてもおもしろいドラマは少ないと思います。もし、もう一度見たら、また違った見方ができそうな気もします。ハジメちゃん、楽しませてくれてありがとう。