天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ

台湾ドラマや中華なドラマの感想を書いています。吳慷仁が好きです。

「結婚なんてお断り!?」 第9話

「結婚なんてお断り!?」(必娶女人)第9話。

 

気障な台詞を並べてもちっとも浮かないどころかスマートに決まるロイ・チウ(邱澤)。さすがです。

 

今回、終わりの方でちょっと毛色の違う挿入歌がかなり長く流れ、長すぎたせいで気になって調べてしまいました。「不完美心跳」。MVはドラマの画像が使われていますが、コメディ色が消されていて、とても馬鹿げた騙し合いをしている人たちには見えません。

 

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第9話で流れた時はちょっとそぐわない感じもして、長く流さないといけない事情があるのかしらと思ってしまったのですが、この先、もっと違う場面で流れたらまったく違う印象になりそうです。

 

以下、ネタバレあります。

 

 

 

元カノの存在に嫉妬する環真ですが、元カノは偽物、環真のジャスティンへの思いも偽物、ジャスティンの環真への思いも偽物。嘘に嘘が重なっているのに心は真実。ややこしい感じになってきました。

 

ジャスティンが合鍵を渡した真意に思いを巡らしていたら、不意打ちのようにションナン(勝男)が出現。勝男を必死に追い払うジャスティンの動きは首もブンブン振っていてどう見ても環真にバレそうですがここは見事に切り抜けます。

このシーン、抵抗し続けながらも最後はシュンとして去っていく勝男がかわいいです。

ジャスティンの部屋にやってきた勝男は、お兄ちゃんが怪我をしていても、お世話はしません。環真は怪我をしたジャスティンのために料理を作ったのに、勝男はそのジャスティンが作ったサンドイッチを食べるのです。

玄関で追い払った時のような絶対的な上下関係を示しながらも妹に甘いジャスティンと、お願いごとをしたり騒いだりしながらも最後は兄に従う妹、勝男。もし勝男が本当にジャスティンの元カノだったら、煩くて可愛くないと思ったかもしれませんが、妹らしい一面があることでかわいらしく見えます。信頼関係はあるけれど依存的にはならない二人。この兄妹の関係はなんとも微笑ましいです。

 

ジャスティンが「昔」初めてトキメいた女性の話は、丸々環真でしたが、これは、かつて本当に環真にトキメいた、ということですよね。ところが、“何でも奪い取り競いたがる”、“目的のためなら平気で人を利用する”、“親友の好きな人さえ奪う”という想像とまったく違う彼女に戸惑い、落胆し、トキメいたのは錯覚かと真剣に悩むジャスティンに対し、友人が語る答えはフェロモン説。この友人、見るからに個性的ですが外見よりもずっと現実的です。

ジャスティンは普通に恋愛感情に陥っているようにも見えますが、「作戦」はどうなっていくのでしょう。

 

環真と勝男にとっての訳ありの先輩が「時代」アジア地区の副社長として登場しました。ジャスティンと環真の関係は、三角関係に見えても勝男は妹なので、所詮は二人の気持ち次第。その二人が本気になりそうになってきたこのタイミングで新たな人物が登場するというのはドラマとしてはいいタイミングですが、いいタイミング過ぎて、邪魔者に見えます。彼の登場で、環真と勝男の大学時代のエピソードの真実も明らかになってきそうですね。

 

ジャスティンの香水をつけた勝男に環真はどう反応するのか、と思ったら、半端なところで切れて終わりました。

 

ジャスティンの友人がビリヤードをしていた場所、「キミをプロデュース」でシューユーとリーダーが喧嘩した場所と同じでしょうか。あの壁とソファーに見覚えが。

ジャスティンのダーツの矢の投げ方が野球の投球フォームのようで意外でした。リリースポイントが難しくないのでしょうか。あれで当たるというのもすごい気もしますが。