天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ

台湾ドラマや中華なドラマの感想を書いています。吳慷仁が好きです。

「結婚なんてお断り!?」 第12話

「結婚なんてお断り!?」(必娶女人)第12話。

 

学生時代のションナン(勝男)を演じるジョアンヌ・ツァン(曾之喬)は適度な子供っぽさとピュアな感じがかわいいです。

冒頭のアリス・クー(柯佳嬿)とのバケツの水かけも、掛けるよりも避けてしまう女の子らしいアリスに対してジョアンヌは真っ直ぐ掛けに行っていますし、お互いに飛び掛かるところでも最後はちょっと避けているアリスに対してジョアンヌは避ける気配もなく突っ込んでいきます。この真っ直ぐに進む感じが役作りなのかジョアンヌ自身によるものなのかはわかりませんが、こういった少し子供っぽい素直さは、ジョアンヌのかわいさに繋がっている気がします。

 

今回、コミカルなシーンに登場する曲「愛.接招」が気になり調べていたら、サントラの視聴版MVがありました。

これはいい。

知りたくない内容を知ってしまうかも、と、薄目を開けて見ましたが、想像力を著しく低下させていれば大丈夫、なはずです。

 

youtu.be

 

以下、ネタバレあります。

 

 

 

憧れの先輩に鼻血を出した顔を見られたら逃げたくなるし、赤くなった鼻は隠したいし、薬を塗ってもらうなんて恥ずかしいし。勝男の恥じらいとドキドキが手に取るようにわかります。そんな勝男を見る憧れの先輩、前躍は余裕の微笑み。これが二人にとって幸せな思い出ならいいのに、訳ありなんですよね。でも、前躍が勝男を思う時の表情は心から彼女を大切に思っていそうな表情で、環真を含む彼らにどんな真実があるのか気になります。

 

そして勝男が前躍先輩から逃げるたびに、彼女の胸元に釘づけ。

 

環真とジャスティンはこの先、少しシリアスに進むのかと思っていましたが、たった457元で元の会社から訴えられるという、またしても予想のつかない展開でコミカル路線に乗ってきました。457元って、1,500円いかないくらいですよね。

 

新たに投入された出来事が会社絡みなので、ジャスティンの出没先に五福が追加され、これにより勝男とも遭遇してしまいます。上手いエピソードの挿入だけれど、もう誰が何を知っていて、誰に対して何を隠して何に配慮すればいいのか、わからなくなり、ジャスティンと環真の意地の張り合いにも、いい大人なんだからそろそろ…と、少々疲れ気味に。しかし、今回もしっかり盛り返してくれました。

 

環真の口実のせいで前躍を環真の新しい恋人だと勘違いしたジャスティンが彼女たちの後を付け、あーそんな所にいたら写っちゃうよ、と軽くイラついていたら、堂々と出てきて殴りました。ジャスティン、登場が早い。

撮られてるのに。

 

前躍や環真、勝男の関係にジャスティンが絡んできたという点では楽しみですが、ジャスティンと環真については、そろそろ進展してもらいたいです。環真がなんでも悪い方にとらえるので、だんだん、どうして環真がいいのか?という気分になってきて、ジャスティンの趣味が変わっているだけに思えてきました。アリス・クーの外見でなければ、単なる嫌な女な気がします。ジャスティンの趣味が変わっているにせよ、環真には魅力的であってほしいです。

 

前躍はここまで、いい人にしか見えず、盗撮カメラマンを自分側に乗り換えさせることで対処したり、先に環真と会うように計画したりと頭がいいので、見ていてすかっとします。でも、男2なので、これは期間限定なんですよね、きっと。いずれ何かしらダメなことが発覚してしまうんですよね、きっと。前躍の前の勝男があまりにかわいいので、このままくっつけてハッピーエンドにしてもらいたくなります。でも、その場合、環真が実はいい子エピソードがつくれないので、淡い期待を残しつつ、勝男が傷つく日が来ることも覚悟しておきたいと思います。

 

今回、あらためて、ロイ・チウ(邱澤)はコミカルなシーンが上手いと思いました。反応するタイミングや表情を変えるタイミング、そういったちょっとした間の取り方が上手で、見ていて波に乗せられていくようです。