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天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ

台湾ドラマや中華なドラマの感想を書いています。吳慷仁が好きです。

「風中の縁」(の胡歌九爺) 第33話から第35話(最終話)①

「風中の縁(えにし)」(風中奇緣)、ついに終わってしまいました。

 

恋愛ものとしてどっぷり浸って楽しめました。それもヒロイン目線ではなく、ヒロインと男2目線で。

 

登場する二人の男性がどちらも魅力的なことは大きな要因だったと思います。男第二主役が良く見える場合、往々にして第一主役は個性に欠けてつまらなく見えたりしますが、無忌は十分に魅力的。うっかり九爺にはまらなければ、無忌の良さを力説していたかもしれません。

わかりやすい魅力の無忌に対して、九爺は、見方によっては一歩が踏み出せなかった弱い男にも見えてしまうので好みが分かれるところかと思いますが、ひとりの人物として見ていくと非常に魅力的です。恋愛面で情けない一面を見せられても、九爺が持つ精神性の高さがそれを帳消しにしてくれます。

そして、九爺については、胡歌が演じたことで元の役柄以上に魅力的になったのではないかと思います。

胡歌の九爺は、気品があって優雅、そして枯れていながら色香があります。達観しながらも莘月を諦めきれない姿は時に情けなく映りますが、それ以外において根底に自信を感じさせるので、九爺自体が情けなくはなりません。胡歌の持ち味と彼の演技によって九爺は紙面上に書かれた人物以上に魅力的になっていたと思います。

 

そんな胡歌さんはこのドラマでも挿入歌を歌っていました。

まるで九爺派向けトレイラーのよう↓

 

youtu.be

 

 

 

恋愛ものとしては堪能しましたが、宮廷のゴタゴタ部分は不完全燃焼でした。宮廷部分で盛り上がるにはあっさりし過ぎて深みがなく、途中まで背景的に見えた割には終盤にたっぷり登場。この中途半端さがなんとももったいなく、残念だったのですが、これは、二番手の九爺役に立場的には一番手並の胡歌を持ってきた影響、ということはないのでしょうか。

無忌を中心的に描くのであれば宮廷部分は必須で、ここがしっかり描かれた方がおもしろいのですが、九爺に無忌と同等の重みを置くならば、宮廷部分はそれなりにあれば可、となってきます。単なる憶測ですが、いずれにしても、宮廷部分がもう少しおもしろかったらよかったのに、と思ってしまいました。

 

莘月は、彼女の本能のままに生きる様子が俗っぽさのない詩詩に合っていましたし、無忌についてもエディ・ポンの開放的な明るさと頼れる雰囲気(と吹き替えの声)がよく合っていました。ポンちゃんについては、キスシーンがお上手でびっくりでした。

 

長くなったので、②につづきます。