天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ

台湾ドラマや中華なドラマの感想を書いています。吳慷仁が好きです。

「結婚なんてお断り!?」 第25話(最終話)①

「結婚なんてお断り!?」(必娶女人)、第25話(最終話)。

ホームドラマチャンネルさんでの放送は、9月20日深夜に最終回を迎えました。今は、BS12でも放送が始まっていますね。

 

一言でも何かを書いたら内容を想像できてしまいそうなので、すべて「続きを読む」の下に書きたいと思います。

 

 

 

最終回は、ちょっと期待を裏切られてしまいました。期待し過ぎたでしょうか。

第24話まで、いいえ、最終回の最初の15分くらいまでは、久しぶりにさっぱりしておもしろい、迷いなくお薦めできるドラマになりそう、と思っていたので、求めるレベルも自然と高くなってしまったかもしれません。

 

前回、ジャスティン母のジュエリーボックスが開けられた場面で終わりましたが、最終回はそのちょっと前からのスタートです。結末は見えていたと思いますが、ジャスティン母が大切にしていた品々の中に、ポストイットがあったことには笑ってしまいました。険悪になってから付箋生活なのかと思っていましたが、相手を気遣う言葉もポストイットだったのですね。

ジャスティン母が大切に保管していた夫婦二人の思い出の品が、ようやく二人のプライドや誤解を取り除き、お互いを思う心を通わせてくれました。

一組目、めでたしめでたし。

 

そして、幸せのバトンはジャスティン母からホァンジェン(環真)に渡されます。

両親の仲直りを陰で見ていたションナン(勝男)が、一緒に見ていた兄ジャスティンに環真との復縁をけしかけ、職場の方では環真に向かって兄がよりを戻したがっているとささやいた時までは、ジャスティンと環真のキューピットは勝男になるのだと思っていました。ところが、さあ勝男もうひと押し、と思ったところで、意外にもジャスティン母が登場しました。前回は、酔ったジャスティン母が環真に助けられ、今度はジャスティン母が環真を助ける、環真との関係修復の持って行き方がうまいですね。

 

とはいえ、ジャスティン母が環真に恋人の存在を問い始めたところで、母はジャスティンと復縁させたいのだろうと容易にわかってしまったので、お見合い写真のシーンはもはやネタを熟知したコントを楽しむような気分に。

でも、実はこのジャスティン母の行動は、自発的なものではなく、ジャスティンの計画だったのですよね。このドラマはいつも、予想がつくちょっと前で急カーブを切ってくれたり、予想がついたつもりでいたら思わぬアップダウンを入れてくれたりして、飽きることなく乗せて行ってくれます。

 

そして、もうひとりのキューピットは環真の母。あの「別れる/別れない理由メモ」がここで再び登場です。

出来事のちょっとした重ね方も相変わらずいい感じ。ジャスティンが自分の気持ちを伝え、別れる理由がなくなったことを説明し、さあ、このままハッピーエンドに向かってGO!と思ったのに。環真は、またしてもジャスティンを受け入れず、去ってしまいました。愛している、あなたの元に戻りたくないわけじゃない、でも「これで幸せになれる」と確信できない、答えがみつかるまで待って、と。その気持ちはわからなくもありませんが、

環真、面倒くさい…。

ここまで来ると、もう何を言っても同じ反応で断ってくるのではないかと思ってしまいます。この場面で「Yes」で良かったんじゃないの?環真、そしてドラマを作った人。

 

この場面以降、ドラマの方も、ここまでの細やかな繋がりや小気味よい展開はどこへやら、という、不思議な出来栄えになっていきます。

 

つづく。

 「結婚なんてお断り!?」 第25話(最終話)② - 天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ