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天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ

台湾ドラマや中華なドラマの感想を書いています。吳慷仁が好きです。

「結婚なんてお断り!?」 第25話(最終話)③

「結婚なんてお断り!?」(必娶女人)第25話。

最後の20分間を消化しきれず、

「結婚なんてお断り!?」 第25話(最終話)②

「結婚なんてお断り!?」 第25話(最終話)② - 天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ

は、ダメ出しの連続のようになってしまいましたが、「結婚なんてお断り!?」(必娶女人)は本当におもしろかったです。

 

 

場面の切り替わりにしても、ロイ・チウ(邱澤)の表情の変化や動きにしても、間が良くてとても心地よく乗せられていきます。これまで日本放送された作品からイメージされる台湾ドラマらしさ、いわゆる“ゆるさ”や温かさ、完全な悪人はいなくて基本的には誰もが善良、といった要素を持ちながらも、出来事の重ね方は細やかで、主人公たちや彼らのシーンは洗練されていて、ヒロインが人を陥れるための策略を練る(…)。この台湾ドラマらしさと新しさのバランスがとてもよかったです。結婚式に歴代の元カレが集結するとか、ヒロインの元婚約者が叔父とか、いかにもドラマ的な設定があるものの、そういった大きなオチで振り回すのではなく、ちょっとした出来事の順序やそれが伝わるタイミングをうまい具合に複数の層で積み重ね、それによる登場人物の理解のずれを材料にお話が進んでいくので、随所におもしろさがあるんですよね。

 

環真とジャスティンの思いが通じ合ってからは、ちょっと引っ張り過ぎた気もしますし、最終回の路上ダンスとデパートダンスは無い方がずっと良かったと思いますが、別物感があった大ホールのシーンも終わってしまえば幸福感が残り、絶対的ハッピーエンドの力を感じました。

 

アリス・クー(柯佳嬿)とロイ・チウ(邱澤)は組み合わせとしてとても合います。役柄に関わらず雰囲気として合うのだと思います。こういうことって、ドラマには重要ですよね。

アリス・クー自身と環真はかなり違うタイプなのだろうと思いますが、そういう役を演じた時の方が、多くの場合、俳優さんは魅力的に見えますし、環真が過度に重くならなかったのも、アリスの持つどこか淡々としてドライな雰囲気が功を奏したように思います。

勝男を演じたジョアンヌ・ツァン(曾之喬)は、インタビューでもよくしゃべっていて元気で真っ直ぐな感じは勝男と重なります。明るい髪色と派手なメイクはちょっと派手すぎると思いましたが、これが勝男のイメージなのですよね。そのイメージ通りにきつい仕事中や環真と対立している時の勝男と、兄といる時の「下の子」妹になっている時の勝男、そして前躍先輩を思う純粋な女の子になっている時の勝男の顔が、それぞれちょっとずつ違っていて、役柄以上に勝男という女の子をかわいく見せてくれました。

 

ジョアンヌは、このドラマ撮影の前年である2014年に事務所を移籍しているのですよね。移籍先は、オープニング曲を歌ったF.I.R.やエンディング曲「兜圈」を歌った林宥嘉、さらにはS.H.Eやアーロン、ケルビンがいるあそこです。今回の挿入歌も、後半になってからすっかりはまった「不完美心跳」(動力火車)や、楽しいサビが印象的な「愛‧接招」(Popu Lady)など、同じ事務所の歌手で固められていて、iPadや韓国観光に限らず、商業的背景がけっこうわかりやすいです。

 

そして最後にロイ・チウ(邱澤)。正直、俳優としてのロイ・チウがこんなにいいとは思いませんでした(失礼!)。ロイ・チウがジャスティンを演じたから、ここまで楽しく、洗練されても気障過ぎず、不器用に感情を込めても土臭くならず、いい距離感のスマートさが出たように思います。表情にしろ、仕草にしろ、台詞のタイミングにしろ、とにかく、間がいいんですよね。こういうことって、元々のセンスと積み重ねだと思うので、経験の重ね方って大切なのだと思いました。デビューしてから長いですものね。

長髪時代のイメージがあって、短髪になってから、こういう方がこの人の良さが生きると思い、「進め!キラメキ女子」(小資女孩向前衝)の時にはかっこいいと思いましたが、今回は演じるロイ・チウに魅力を感じました。

ロイ・チウの出演作はきっとまた日本放送されるでしょうね。楽しみです。

 

BS12では、今日はまだ第7話。やはり「恋人」勝男の時期は楽しかったです。ポテトチップの日が待ち遠しい。