天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ

台湾ドラマや中華なドラマの感想を書いています。吳慷仁が好きです。

「アニキに恋して」 第20話

「アニキに恋して」(愛上哥們)第20話。

 

仕事を何日も休み、電話も繋がらないのに、ずっと放置されたままの哲瑞が不憫です。

 

以下、ネタバレあります。

 

 

 

表面上は義兄弟とその家族の久しぶりの会食ですが、ズーフォン(子楓)の父であるグァンジュー(光柱)の記憶喪失を疑い殺意を潜ませるハンション(翰昇)、ジャールイ(哲瑞)の消息に翰昇が関係しているのではないかと疑うヤーヌオ(亞諾)、亞諾の翰昇への視線に気づく子楓、光柱とズーハン(子涵)父娘の様子に自分とナナ(娜娜)を重ねているようにも見えるナン・シンティエン(南刑天)と、水面下では多様な感情が複雑に渦巻いています。

 

子楓、翰昇、そして娜娜は、父親同士が義兄弟、子楓と翰昇は家族ぐるみの付き合いで育った幼馴染み、チンヤン(青陽)も子楓の幼なじみ、青陽の両親は子楓の父親と共に失踪。二世代、みんな兄弟みたいなものですね。青陽の父親は義兄弟ではなかったのでしたっけ。忘れてしまいました(…)。

子楓は、翰昇を疑う亞諾に理解を示しながらも、翰昇の父親であるワンハオ(萬豪)に息子のようにかわいがってもらい世話になった、確かな証拠がない限り疑いたくない、と話します。親戚みたいなものですものね。

 

娜娜を思い廊下で涙する刑天、いや、夏靖庭さんがいいです。すっかり親分の虜。

 

泣いている姿を青陽に見られた刑天は、娜娜と話せて嬉しいと嘘をつきますが、青陽は信じません。娜娜の部屋に行き事情を尋ねます。刑天が自分の病気のことを話したと思った娜娜は、慌ててあの人が言ったことは信じないでと話しますが、何も知らない青陽は、娜娜が刑天を拒んだと勘違いし、娜娜を叱ってしまいます。そして、刑天に謝らせようと娜娜の手を強く引く青陽。

みんなが誰かを思っている中でのことで、この時点で十分にせつないのに、「謝れ!」という青陽の大きな声に、こちらまで傷ついてしまいました。

何も言わず、ただ一言謝り、ひとりになってから泣き始める娜娜(涙)。

 

この直後に映る子涵や亞諾がお気楽な人たちに見えてしまいますが、シリアスなドラマに挿入される脇のアホキャラではなく、主役側の方がお気楽というパターンは新鮮です。

 

亞諾は、少なくとも男としては物凄く子楓に愛されていることが確実ですし、ライバルもいませんから、むしろ同性ではないとわかることで障害がなくなってめでたしめでたし、なのですよね。そこをどうやってもっていくのか、この二人についてはどうしても安心感があった上での楽しみ方になってしまいます。

 

挑発されて不自然に喜ぶ亞諾がかわいい。

 

シンデレラは一人で寂しさに耐えながら秘密を抱えなければならなかった、できることならお前を幸せにする王子様になりたい、キスをして「愛してる」。これでもまだ女だと知らないとは言いませんよね?知っているからこそ亞諾の心を思いやり、亞諾を守ろうとし、公衆の面前でキスまでするんですよね?男色を厭わない愛に正直な男であるより、彼女を守る王子様であってほしいです。

でも、当の二人は、同性として恋人同士になってしまいました。子楓はともかく、亞諾の立場でこれが喜ばしいことなのか、そこは少々解せません。

 

どう見ても文系な青陽からバッティングセンターに誘われる子楓。見た目通りの腕前の青陽。当たらなくてもクールな青陽。

 

前話で、仕事を何日も休み電話も繋がらず消息不明だったのに、誰にも探してもらえず放置されたままの哲瑞が不憫です。

ようやく予告に登場したので、次回を楽しみにしています。