天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ

台湾ドラマや中華なドラマの感想を書いています。吳慷仁が好きです。

「アニキに恋して」 第25話

「アニキに恋して」(愛上哥們)第25話。

 

劇中、青陽が口ずさんだ曲はこちら↓

 

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このMVは動画ではなく、娜娜と青陽の数枚の写真が流れるだけですが、最初と最後に出てくる娜娜と青陽の写真は、今回、青陽が歌った場面ですね。ドラマを見てからMVを見ると静止画数枚でも思い入れが出てきます。

 

以下、ネタバレあります。

 

 

 

 

ナナ(娜娜)とチンヤン(青陽)のランタン飛ばし。二人が書いた文字は、青陽と娜娜は永遠に一緒(青陽娜娜永遠在一起)。でも、娜娜が心で願うのは、もっと生きられますように。そして青陽が心で願うのは、娜娜の手術が成功しますように。表向きは娜娜の海外旅行ですが、早く帰ってきて、すぐ帰って来るわ、には、複雑な思いがあります。

 

娜娜出発の日、娜娜を呼び止め、額にキスをして抱きしめる青陽。大切そうに抱きしめる青陽が印象的です。このシーン、呼び止められて振り向く瞬間、娜娜が嬉しそうな表情をするのですよね。娜娜のこういうところがかわいくて好きです。

 

手術室の前で懸命に娜娜を励ます父、シンティエン(刑天)ですが、娜娜に、別に怖くないわ、心配しないで、と返されてしまいます。娜娜は父の思いをしっかり受け止めながらも自分を心配する父を気遣っているのですよね。娜娜が父に求めた約束は、「泣いちゃだめ」。まるで母が子に言い聞かせるようにして刑天を見つめます。

 

娜娜の手術が終わるのを廊下で待つ刑天、ヤーヌオ(亞諾)、青陽。

祈るようにして下を向いたままの青陽の前に娜娜が現れた時には、不幸の合図かと思ってしまいました。何か悩み事?と笑顔で尋ねる娜娜は、暗い顔をしていないで笑って、と語りかけます。そして歌のおねだり。

これ、ずるくないですか。青陽が「愛是你給的溫柔」を口ずさむ、のではなく、Biiがアカペラで「愛是你給的溫柔」を歌うのですから。こんな場面でも息をしっかり吸って歌っていて、けっして鼻歌にはしないあたり、歌手Biiを感じてしまいます。青陽版サービスシーンでしょうか。

 

偶然出会い、偶然車が故障していて、ジャールイ(哲瑞)はズーフォン(子楓)の車に同乗することになりました。こんな偶然を平気で持ってくる台湾偶像劇の感性が好きです。

商談先にいたハンション(翰昇)が用意した怪しげな水で子楓は眠ってしまいます。子楓を花火倉庫に連れ込み、花火に点火する翰昇。他にもっとスマートな手口もあった気がしますが、次々と花火に引火し音が鳴り続けたことで、哲瑞が異常に気付き駆けつけます。爆発し続ける花火の中、倉庫に入り、迷うことなく子楓を助ける哲瑞。ああ哲瑞はやっぱりいい人。

 

青陽が見た娜娜の幻のせいで不幸な展開も予測されましたが、娜娜の手術は無事成功しました。親分(刑天)のためにも、娜娜には元気になってもらいたいので一安心です。

 

食べ物を買いに行った亞諾の前を、哲瑞と子楓を乗せたベッドが次々と通りました。ものすごい偶然ですが、どんどんいってもらいたい。

子楓は無事だったようですね。目を怪我した哲瑞のもとを訪れ、心配そうに、そして申し訳なそうに彼を見つめ、謝ります。自分の不注意で怪我をさせたと言う子楓に、君も僕が危険な目に合ったら迷わず助けると答える哲瑞。哲瑞は、亞諾には大したことはないと話していましたが、実は失明の危険があったのですね。

「僕に悪いと思うか?心からそう思うなら亞諾を手放せ。できるか?」

予告で見た哲瑞クズ発言。

哲瑞の言葉に、それ以外なら何でもすると答える子楓。でも、哲瑞はそんなことはわかっていました。「ケガを利用して愛を手に入れる気などまったくない。君が手放しても亞諾が納得しない。」まともな言葉に安堵します。とにかく哲瑞クズ化、いえ、ショーンのクズ化を止めたい。人が愛し合うのは形のない愛に互いに信じられるから、その相手は誰にも代われない、そんなことまで言えてしまう哲瑞。今度こそいい人のままフィニッシュしてほしいです。

 

青陽がまだ目覚めない娜娜の手を取り語りかけました。

心配をかけまいと僕の前では明るく振る舞っている、でも苦しみも僕に分けてほしい、今回が最後、この先何が起きても君が拒んでも君1人に背負わせない、君は1人じゃない、僕がいる。青陽、王子様のよう。

 

予告にある子楓亞諾のバカップルぶりはかわいいですね。今回はショーンクズ化も杞憂に終わり一安心です。