「カノジョの恋の秘密」 第10話
「カノジョの恋の秘密」(金大花的華麗冒險)。全32話ですが、もう第10話になってしまいました。
テリー、優しい。
以下、ネタバレありです。
もう少しで赤になる信号を渡ろうとダーホァがテリーの手を引いて走る場面は、これからの二人を象徴するようで、なんとも言えず、ぐっと来ます。
自分の気持ちを外に出さないテリーと、真っ直ぐに善良な心を向けてくるダーホァ。テリーのダーホァを気遣う思いと、ダーホァにリャンエンが重なる複雑な思い。ダーホァはこの先、テリーの手を引く存在になるのかもしれないですね。
せっかくグァンジュン兄が助けてくれたけれど、彼はダーホァじゃない綺麗な女性を助けたわけで、ダーホァにしてみれば手放しには喜べません。テリーのことまで身を挺して守ってくれて、グァンジュン、いい人です。いい人だけど、ここまでいい人じゃなくてもいいから、早くダーホァの思いに応えてほしい。
殴り合いのシーンの吳慷仁がイマイチ帥哥に見えないのは、テリーが御曹司で喧嘩未経験者だからだと思っていいですか。
実は以前に見た殴り合いシーンもあまり様になっていなかったんですよね。私生活で人を殴ったことなさそうだし(それ関係あるのか?)、殴り合いのシーンはあんまり得意じゃないのかも。でも、殴られるだけの時は良かったので、殴るのがダメなのでしょうか。
吳慷仁演じるテリーは優しいです。けがをしたグァンジュンを心配するダーホァのために彼女を金吉利雑貨店に連れて行ってくれて、グァンジュンに自社での仕事を与えてくれます。それも、警備員のつもりだったのにダーホァの運転手に変更してくれて、ダーリー追加提案までも飲んでくれます。いつも彼女のことをちゃんと見ていますよね。でも、そんなに優しいと心配です。この人、どんどん自分が傷つく方向に向きそうな気配がします。
テリーはクールですが、ダーホァのミスにも彼女を叱ることなく、それでいて甘い対応をするでもなく、彼女の言い分を聞いて状況を見極めます。“体験学習”で会社における現実を理解させるあたり、常に自分の責任と判断で仕事をしている人なのでしょう。こういうテリーを見るたびに、この人がいかに厳しい状況に一人でいるかを感じてしまいます。まるで一人で戦っているかのよう。
そんなテリーを追い込んでほしくない。
第1話を見たときから、ダーホァのグァンジュンへの思いを叶えてあげたいと思ってきましたが、ダーホァにテリーのもとにいてほしいと思い始めました。
まずい。
そもそも吳慷仁が好きなのに、テリー派になったらグァンジュンには戻れない。
グァンジュン、来週がんばって!