天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ

台湾ドラマや中華なドラマの感想を書いています。吳慷仁が好きです。

「アニキに恋して」 第27話

「アニキに恋して」(愛上哥們)第27話。

あと「数日」。もうそんなところまで来ていたのですね。

 

以下、ネタバレあります。

 

 

 

 

ハンション(翰昇)の手下たちがズーフォン(子楓)とヤーヌオ(亞諾)に銃口を向けました。二人の危機かと思われたその時、翰昇の表情が変わり、銃を持った手下たちの手が次々と下げられていきます。

彼らが目にしたのは、子楓と亞諾の後ろからやってきた黒い集団でした。先頭を行くのはチンヤン(青陽)です。

青陽、つくづくおいしい役回り。

誰よりも華奢で力勝負では勝てそうにないにも関わらず、翰昇に向かい、その器じゃ重責は負えない、と言う青陽。挑発しているようにしか見えません。

子楓は、翰昇に実質的な追放宣言をして去っていきました。

 

子楓と亞諾の仲良しシーンは、最近はもうリラックスタイムのようです。

 

ナナ(娜娜)の部屋に簡易ベッドと布団を持った青陽が入ってきました。

娜娜のお世話のために隣に寝るらしい。あのシンティエン(刑天)パパも許可したのだとか。パパ、あんなに心配性なのに青陽のことは信頼しているのですね。

電気は消したもののなかなか寝付けない二人。寝付けない理由が二人とも同じなのですが、青陽の方は本当だとは思えません。青陽は、今度外国に行く時は僕も連れて行って、と娜娜に約束させます。青陽はいつも近づき過ぎずに娜娜を守ります。

 

子楓のオフィスに、青陽が例のカフスボタンの購入者リストを持ってやってきました。

リストには、かつての青陽の記憶どおり、ワンハオ(萬豪)の名前。

失踪事件に萬豪が関与していたのではないかと考える青陽と子楓ですが、父の義兄弟のはずの萬豪が父の失踪事件の犯人なのではないか、という疑惑に子楓は思い悩みます。悩む子楓を見守り、子楓の出す結論がどうであれ自分は側にいると話しかける亞諾。亞諾は頼れる男子です。

 

子楓、子楓の両親、妹、刑天、青陽、亞諾という義兄弟一家が大集合したお寺に萬豪がやってきました。

あらためてカフスボタンのことを訪ねる子楓ですが、萬豪は、3人の失踪に関与したのかと聞きたいのだろうと返します。そして、子楓父の失踪は自分が仕組んだ、青陽の両親は麻薬密売がバレたので口を封じたと説明します。青陽が叫ぶ中、萬豪の頬を叩き、どうやって裏切りを詫びるのかと問う鳳姐。萬豪は、大哥である光柱の前に行き、支え合うという義兄弟の誓いを破ったことを詫び、兄弟の資格はもうない、と言って去っていきます。

 

珈琲店の客席に座り、呆然とする青陽。

7年前に両親が失踪した時は泣かなかった、生きていると信じていたから、時間が経って希望が薄れたけれど光柱が戻って来たことでまた希望を抱いた、まさか死んでいるとは思わなかった、それも親友の手によって。

青陽の言葉に、娜娜は青陽を抱きしめます。

青陽は、ふだん自分の苦悩を表さず自分の世界があるように見えますが、どこか孤独な感じもします。それだけに、娜娜の、私がいる、ずっとそばにいる、という言葉は、温かな安心感を与えてくれます。

 

いつのまにか、亞諾の誕生日まであと「数日」になっていました。この話はすごく重要なはずなのに、数字が見える機会が少ないので忘れそうになります。

誕生日に何が欲しいか尋ねる子楓に、亞諾がねだったものは子楓のサインでした。26歳になる前の亞諾の言動に対して怒らない、という誓約書へのサイン。確かにそれは必要です。相手が青陽ならともかく、子楓には必要。亞諾はよくわかっていますね。