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天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ

台湾ドラマや中華なドラマの感想を書いています。吳慷仁が好きです。

「キミをプロデュース」 第9話

「キミをプロデュース~Miracle Love Beat~」(A咖的路)第9話。

 

第9話の終わりは久しぶりにDVDとちょっと違いました。

丁寧につなげているんですね。吳慷仁が演じた彦軍が見たくて視聴した「超級大英雄」は日本放送だけではなく元の放送自体がもの凄くブチッと切れて終了していましたし、台湾ドラマの日本放送が妙なところで切れることに慣れていましたので、こんな丁寧な扱いにびっくりしました。1話ごとの終わりは本来大事だと思うので、こういう細やかさは嬉しいです。

 

そして、第9話は吳慷仁の歌声が流れました。

エミール・チョウ(周華健)の「朋友」と、アスカ・ヤン(楊宗緯)の「洋蔥」。

「洋蔥」は五月天の阿信の作詞作曲で、のちに五月天のアルバムにも収録されていますが、もともとは楊宗緯に提供され、彼が歌ってヒットしたようです。楊宗緯の方が味わい深い感じで好きなのですが、五月天と楊宗緯はかなりタイプが違いますし、「洋蔥」についても、別物、といった感じです。吳慷仁の歌声は楊宗緯の歌った「洋蔥」の方に似ていると思いますが、シューユーの歌は、サビから五月天の阿信の声にされています(涙)。

吳慷仁じゃダメですか(涙涙)。

そんな吳慷仁の歌声が聴きたい人向け。TVBS戲劇中心さんが吳慷仁のフルバージョンをアップされています。とても心に響きます。

これが書宇の歌声。

youtu.be

 

 

サビも含めて素敵に聴こえるんですけどねえ。

 

以下、ネタバレあります。

 

 

 

今回は全体に重い気持ちのまま見終わりました。

音楽としての本質を求め続けることと、「成功」すること。成功することには、支持を得て売れることが含まれる。

こういうことって、音楽を生業にする人が突き付けられる問題ですよね。ドラマなどは、視聴率はひとつの目安、という見方もありますが、音楽は「売れる」ことで測られてしまい、売れないけれど良い作品、という言われ方はしません。

そして、変わらないことと、変わること。変わることは成長なのか、それとも何かを失うことなのか。これは音楽に限ったことではありませんが、置かれた状況がどうなっても変わらずにいることと、成長して変化することは何が違って何が同じなのか。

二項対立で語れることではないテーマが、シューユー対ジアシンとリーダーという人物たちに割り振るように置かれているので、重く突きつけられてしまいます。

 

そんな第9話で唯一楽しかったのはやはりウェイジェンです。

たとえ転んで足を痛めても、エレベーターと同じ速さで10階から地上までたどり着けるのはウェイジェンだけ。

 

ジアシンとシューユーはどんどんすれ違っていきます。毎回書いている気がしますが、長年続いた二人が、自分の夢と相手の夢にずれがあって、それでもその人を好きって、まあダメなんですけれど、こういうのはせつないです。

おそらく、ウェイジェンのように楽な気持ちにしてくれて、支えてくれて、夢も共有できる人といる方が、人生としては正解で幸せなのかもしれないけれど、そこにジアシンとの間にあったような思いがあるかというと、それはやはり違う。長く続いて別れる二人のせつなさを代表するようなシューユーとジアシンに気持ちがいってしまいます。

 

メイキング映像などを見ると、ジアシン役のニータ・レイ(雷瑟琳)はイマドキのちょっと騒がしい女の子で、ジアシンのような大人の女っぽさは見られません。ジアシンとシューユーのシーンは恋人らしさが漂うので好きですが、リハーサルらしき場面ではあの甘い雰囲気もなく、ダメ出ししている監督を見ながら、よくここまでジアシンにしてくれたと感謝の気持ちが芽生えてしまいました。

 

今回いちばん泣けたのはグァングァン。最後までシューユーに対して誠実で嘘もないけれど、生活を捨ててついて行くことはできない。シューユーが去って、社内のみんなが明るく喜んでいるときに立つ尽くすグァングァンの表情に涙してしまいました。この人は不思議な魅力があります。

 

今回はちょっと不満も書きます。

「朋友」を歌うシーンで、ウェイジェンとシューユーのこれまでが挿入されましたが、ここは挿入するならウィナーの仲間だったのではないでしょうか。いつか、もっとウェイジェンとの時間が過ぎた時、振り返ってみたらここにはウェイジェンかもしれないけれど、今は彼がずっと一緒だと思っていた人(たち)が心にあるはずです。ウェイジェンを中心に見れば、今こそ、一番のときですから、過去のシーンを挿入しない方がすっときます。

 

ちょっと単純なお話になりかけてきましたが、グォさんが登場してきたのでグォさんに期待。この先、うまく展開してほしいです。