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天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ

台湾ドラマや中華なドラマの感想を書いています。吳慷仁が好きです。

「一把青」の郭軫

吳慷仁 一把青

台湾で放送中の「一把青」ですが、全30話のうち、第4話までが放送されました。今夜は第5話と第6話の放送です。

 

吳慷仁が演じているのは郭軫。郭軫は、とにかく魅力的です。

 

自分の実力に自信を持ち、大胆で不遜な態度も見せます。その手法もハイレベルな花花公子で、女の子がつかまってはいけない男のようですが、本命を定めたらそのターゲットは逃さない激しさと真っ直ぐさで、誰も逃れられないと思わされます。存在としてスケールの大きさと強さがあり、ふだんの演技ではあまり見られない吳慷仁が郭軫という人物として存在しています。

そして同時に、郭軫は不安定な心を内に秘めていて、ある種の儚さを持ち合わせています。受け止めきれないものを抱え、傷つき、安心できる場所を求める幼い子どものようにさえ見えます。不遜なまでの態度とその裏にある不安、不安があるからこその大胆さ、そういった不安定さが繊細に表現され、郭軫に深く心惹かれていきます。

 

吳慷仁は、彼を泣かせたら間違いなくこちらも泣けると思うほど気持ちが伝わる演技をする人だと思いますが、雄々しさやスケールの大きさを感じさせるタイプではないと思っていました。どちらかというと、繊細な方に傾いていく感じ。役柄が比較的ワイルドであったり大物であったりしても、心の内の表現が得手のせいか、スケールの大きさよりその内側の繊細さが目を引きます。そこが魅力でもありますが、いつか、男性から見ても魅力的に見えるような強さのある役で、同時に繊細さを発揮してくれたらいいなあと思っていました。郭軫はまさにそんな感じで、繊細さや不安定さを見せても、線が細くならないところがいいです。

 

郭軫はとても魅力的だと思いますが、この人を見ていると、人生の伴侶としては天心が演じている小周の二番目の夫、小邵のような人が現実的で安定した幸せをもたらしてくれるのだろうと考えてしまいます。そのくらい郭軫は不安定。でも、この安心感を与えない人、という部分は、郭軫と吳慷仁の共通点のような気もします。これはあくまでもイメージですが、過去、役がどのようであっても、安心感があるとはあまり感じたことがないので、本人がそういうタイプなんじゃないかと思っています。

 

でも、郭軫に出会ってしまったら、みんな逃れられないはず。この先、どのような人物として描かれていくのかとても楽しみです。