天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ

台湾ドラマや中華なドラマの感想を書いています。吳慷仁が好きです。

「幸せが聴こえる」 第30話

「幸せが聴こえる」(聽見幸福)第30話。

今日は郭軫とお別れした後なので、心の中は郭軫と吳慷仁でいっぱいなのですが、主題歌「我还想念你」と任容萱の天然パワーで切り替えです。

 

ヤーティーによると、ひまわりの花言葉は、勇敢に幸せを追い求める、だそうです。

 

以下、ネタバレあります。

 

 

 

ヤーティーがジャンチェンに、好きなの、本当よ、と言った時には、なぜかほっとしました。すべてを自分の中にしまうヤーティーが、やっと気持ちを伝えられた安堵感かもしれません。でも、それも、ジャンチェンがそれによって揺れるはずもなく、ヤーティー自身がジャンチェンを奪う気もない、とわかっているからこそ。

ところが、ヤーティーはそんな思いを上回る善人でした。自分のためにジャンチェンと別れたユーシーにジャンチェンの思いを伝えるために敢えて言わせていたのです。どこまでも善良な人ヤーティー。もしや、ジアシンが意地悪をした分のつぐないでしょうか(違います)。

 

“これでは全員が苦しむだけ”、“ユーシーの幸せは自分にとってパワーになる”、“ユーシーがうれしいと私もうれしい”、そう言って、ユーシーのために焼いたひまわりのクッキーを渡すヤーティー。“私のために、あなたを愛する人のために、自分の幸せを手放さないで”。

ヤーティー、完璧。

 

二人はヤーティーの民宿に泊まります。壁を叩く合図や、暗闇がこわいユーシーとそれを覚えているジャンチェン、棒付き飴と、相変わらずの細かさで、もはや惚気られているような気分です。

 

翌朝、ジャンチェンが部屋にいないことに驚くユーシーに、ヤーティーが会社に戻ったと告げます。慌てて後を追うユーシーですが、ジャンチェンの車は距離が近い割に彼女に気づかずに去っていきます。ここ、絶対彼は帰っていないと思いましたよね。カメラアングルが不自然ですし、会社に戻っただけなのに長々と独り言を言って騒ぎ過ぎるのが怪しい。そして案の定、ジャンチェン登場です。二人の関係はユーシー次第で、すでに問題は解決したようなものなので、ここは涙ながらに訴えず、早々に元の位置におさまってもらいたいです。

 

ロープウェイを止め、逆走させる男、ユーアン。ロープウェイの逆走を初めて見ました。ユーアンの、台湾に残ってほしいという言葉を待つときの前のめりのフェイフェイはかわいいです。待っていた言葉に思わず即答してしまうところも、いかにもフェイフェイらしく、わかりやすい反応をしていても、わざとらしさや嫌味がありません。

 

ボーイエンは比較的はっきりと悪役なのですね。でも、悪役なら叩いてもいい、というものでもありません。たとえ彼の百貨店経営戦略が不適切でも、彼の態度に腹を立てたことをきっかけに、挑発するような対抗策を取ると、ジャンチェン達まで冴えない男に見えてしまいます。このドラマのジャンチェンは女子から見た王子様ポジションなので、その視線でいえば悪者退治の感覚なのでしょうか。

 

今回はちょっとゆっくりでした。でも次回は危険な香りです。