天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ

台湾ドラマや中華なドラマの感想を書いています。吳慷仁が好きです。

「結婚なんてお断り!?」 第15話

「結婚なんてお断り!?」(必娶女人)第15話。

 

主役二人が結ばれるかどうか、については比較的どうでもいい気がしてきました。故意に邪魔する第三者も、一緒になれない理由も存在しない中、これだけ騙し合い、意地を張り合い、気持ちをぶつけ合った結果ダメなら、単に合わないとしか思えません。

そんな単純なことにならないためにも、そろそろ親たちの出番でしょうか。

 

以下、ネタバレあります。

 

 

 

ジャスティンと正式に交際を始めたところで、ションナン(勝男)との仲直りを考える環真。けっこう現金なタイプです。これまで勝男から手を差し伸べられても振り払ってきたのに、恋愛ってすごい。ところが、チエンヤオ(前躍)の会社との契約をつかんだことで東北アジア路線の部長になった環真は、自分が言い出した賭けによって勝男を辞職に追い込むことになってしまい、仲直りの機会をつかめません。

 

環真はようやく長年隠してきた前躍の真実を勝男に話します。環真は「落とせない女」で有名で、落とせたら限定物のバスケットシューズをやる、と賭けの対象になり、彼女を落とすために前躍は環真の親友である勝男に近づいた、と。うーん、それなら、近づいてきた段階で勝男に教えてあげた方が良かったような。前躍を好きな勝男を傷つけないために隠していた、というのが環真の主張ですが、前躍の真実を知れば勝男も目が覚めたかもしれないし、この時点で真実を知る傷の方が浅いと思いますが、他にも事情があるのでしょうか。

 

勝男は、もしそれが本当なら、自分が「泥棒猫」と罵った時にどうして否定しなかったのかと尋ねます。そうそう、いくらでも真実を告げる機会はあったはず。タイミングを逸してしまったと言えばそれまでですが、環真が恨まれ役になってまで真実を隠し続け勝男と仲違いしたまま10年間を過ごした理由としてはあまりに単純で解決策がいくらでもあり、少々合点がいきません。

 

この環真による告白の場面で、「それ、全部本当なの?」と尋ねる時の勝男がなんとも素直でかわいらしいです。勝男はジョアンヌ・ツァン(曾之喬)が若いせいか、他の主演陣にはないかわいさを感じる瞬間があります。ジャスティンと勝男は2歳違いの設定ですが、兄を演じるロイ・チウ(邱澤)とジョアンヌ自身は7歳も離れているのですよね。

 

本屋に行き、「悪い男のウソを見抜け」を立ち読みする勝男。10年分の重さがあります。

そこへ悪い男本人が登場。動揺した勝男はまたもや前躍に助けられてしまいました。せっかく、悪い男かも、と思い始めたのに、前躍の前の勝男はいまだに初恋の女の子のようです。

でも、どうして前躍が今の勝男に接近するのかがいまひとつわかりません。環真の説明どおりなら、彼女は環真を落とすための道具に過ぎなかったはずです。「友達から始めよう」なんて怪しい。今の前躍の本心がよくわかりません。

 

“恋愛するのは難しいが君を好きになるのは簡単だった”、これはさすがに狙い過ぎ。

 

ジャスティンと勝男の母親は、環真の父親を好きだった、ということでしょうか。あのお父さん、よれっとしていながらモテるんですね。

 

ジャスティン達の両親がようやく直接話したと思ったら大喧嘩。現実にありそうなことで、こういう関係になってしまうと修復するのが大変そう、と思っていたら、勝男が帰宅しました。いつも両親の間に入ったり、振り回されたり、家庭内での勝男はちょっとかわいそうになります。

 

恋人同士の時間を楽しむ環真とジャスティンでしたが、ジャスティン母がやってきました。このあたりのコント並のやり取りはやはりおもしろいです。

寝室のドアを開けたら環真には消えていてほしい。棚の上に上るとか、窓の外で手すりにしがみつくとか。他の人にはできない方法を期待します。