天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ

台湾ドラマや中華なドラマの感想を書いています。吳慷仁が好きです。

「結婚なんてお断り!?」 第23話

「結婚なんてお断り!?」(必娶女人)第23話。あと3話になってしまいました。

 

先週からBS12でも放送されていますが、こちらはCMの前後にジャスティン、環真、勝男が登場するのですね。

 

このドラマのエンディング曲は、林宥嘉の「兜圈」。数話視聴し終えた頃、この曲をとても気に入ってMVを見たらストーリーの察しがつきそうな映像が出てきて途中で見るのを止めたのですが、もう大丈夫なはず、と思い、見てみました。もう大丈夫、な気がします。

 

タイトルの「兜圈」は、辞書を引いてすぐにわかる言葉ではないようです。一文字ずつバラして考えれば、ぐるぐる回るという感じかと思いますが、単語としての正解がわかりません。英文タイトルは「Linger on」となっていて、こちらは、ぐずぐずするとか、なかなか(名残惜しかったりして)立ち去らないとか、そんな意味のようですが、「兜圈」を英語で説明したものの中に、“run round in circles”と出てくるので、立ち去れずにぐずぐずとぐるぐる回ってしまう、ということかもしれませんね。クリアな正解があったら教えてください。

 

早期に見るとネタバレに思えたけれど今となればそんなにバレていない「兜圈」MV↓

youtu.be

 

綺麗なお姉さんと綺麗なお兄さんが登場するMVは、やっぱり綺麗ですね。

 

以下、ネタバレあります。

 

 

 

前回の終わりにあった、チエンヤオ(前躍)にお別れするションナン(勝男)のシーンから始まりました。二度目なのに、じーんとします。前躍が勝男の携帯を手にした時には、てっきり自分の番号を消すのかと思いましたが、これから使う番号を教えていて、ちょっと不安。

前躍はあれでも勝男を好きだったわけで、勝男の気持ちもよくわかっているはずなので、終わってあげてほしいと思いましたが、ここから純粋な先輩後輩関係として始まる、という感じでしょうか。でも、未来については白紙かもしれませんね。かつての別れと同じ言葉だったのが気になります。

 

勝男に合図を送る環真が色っぽい。

 

行方を晦ましたジャスティンの行き先は韓国。この、黙って韓国へ、のところは、ちょっと繋がりが変に見えて気になってしまいました。

会社を休んだはずの勝男が会社にいて、環真はその日とは違う服という、ジャスティンがいなくなった日の翌日以降のはずの日に、環真は仕事に集中できずに早退します。ちょっと妙ですよね。環真は一日はがまんしたけど耐えきれなくなって、勝男は一日は休んで捜したけど諦めて出勤した、とも思えません。

そして、ジャスティンが韓国にいるとわかる場面は、飛行機の座席に座るジャスティンの姿が映っただけで韓国を歩くジャスティンになるので、つい、ああ韓国ロケでまとめて撮ったんだ、と思ってしまうのですよね。これ、カラーの畑あたりに行ってくれた方が趣があったかも。

 

環真と出会わなければ自由な人生を歩めて自分らしくいられたけれど、環真だけが自分の心を動かす、環真との一瞬一瞬が宝物。韓国の思い出の地めぐりを済ませ、国際電話で愛を告げるジャスティン。

もうここまで言ってもらったら、ああだこうだ言わず、義母に好かれていなくてもそこは諦めて、これからはいい嫁になりますと言って嫁いでもらいたいです。

 

環真は、自分が嫁ぐと結局はジャスティンが母親との板挟みになると思っているのですね。がんばって義母を立てる良い嫁になってみよう、という考えや選択肢がないのは、文化的事情でしょうか。

 

勝男、大活躍。

ママの性格を熟知している娘ならではの活躍っぷりです。言った通りには動かないことも計算済み。勝男に問われて答える環真の言葉には、ジャスティンへの深い愛情が感じられました。勝男ならずとも涙ぐんでしまいます。

勝男は、ジャスティンを一番愛しているのはママと環真だと言ってみたり、二人がいれば幸せが二倍と言ってみたりと、息子を溺愛する母の落とし方を心得ています。あんなポストイット家庭に育った割にいい子な勝男。

 

勝男の活動成功の報告を受けたジャスティンは、なんと、妹の肩に頭を乗せました。妹に甘えるジャスティン…。予想外にかわいいです。

兄妹で復縁作戦に精を出すところはコミカルで楽しく見ていたら、久々にスパッと急展開。兄妹が両親を引き合わせる場面に環真パパが登場するところも絶妙なタイミングでしたが、そこに環真ママまで付いてきていて、一気に4人勢ぞろい。そして双方娘付き。

揃った場面の6人の配置も凝っていましたね。

 

浮気の疑いによって言い争い、離婚話にまでなってしまったジャスティンの両親やハオ家の重苦しさに比べ、娘と一緒に詰め寄り怒ってはいてもお仕置程度に見える環真母やどこか明るいツァイ一家。対照的です。

 

後半のドタバタはドラマ序盤を思わせるテンポの良さでおもしろかったです。あと2話なのに、いまだに大混乱。ここまで派手に盛り上がった以上、みんなうまくいって終わるのかな、という気がしますが、どうでしょう。女子全員が“必娶女人”、という結末でもきれいですよね。