天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ

台湾ドラマや中華なドラマの感想を書いています。吳慷仁が好きです。

「アニキに恋して」 第2話

「アニキに恋して」(愛上哥們)第2話。

 

子楓の母親役、劉瑞琪が演じた自身の若い頃の姿がとてもきれいです。

かなりライトがあたっていそうですが、昔風なファッションと髪型にしていても浮いた感じがせず、ご本人の若い頃の姿としてかなり自然で、繰り返して見てしまいました。

劉瑞琪さんは、日本放送されたドラマにもたくさん出演されていますよね。華やかな顔立ちとハスキーな声、そして色っぽさがありながらもどこか男性的で媚びない雰囲気が素敵です。

 

私が見たもっとも若い時の劉瑞琪さんは、2001年の大陸ドラマ「雨のシンフォニー」(像霧像雨又像風)のヒロインの継母役ですが、このとき40歳前後だったようです。

「雨のシンフォニー」は、今考えてみると、豪華な出演陣なのですよね。チェン・クン(陳坤)、ジョウ・シュン(周迅)、ルー・イー(陸毅)、リー・シャオラン(李小冉)、スン・ホンレイ(孫紅雷)、すべてこのドラマで記憶に刻まれました。劇中は心雨(周迅)よりも紫儀(羅海瓊)派、そして安琪(李小冉)。女優陣も男優陣も皆、とても印象的でした。

 

さて、第2話は、予想以上に話が早く進みました。

パーティーでトイレに行き、デパートのくじを当てる小菁。彼女のおかげで二人が進展していきます。

 

以下、ネタバレあります。

 

 

 

少年時代に溺れたズーフォン(子楓)を助けた花の髪飾りの少女は誰なのでしょう。ドラマ的にはヤーヌオ(亞諾)、あるいは彼女のライバルですよね。

子楓の少年時代を演じている少年は他のドラマでも見たことがありますし、彼自身に不満はないのですが、この子が長じてバロン・チェン(陳楚河)。ここは想像力が必要です。「結婚なんてお断り!?」(必娶女人)でロイ・チウ(邱澤)の少年時代を演じた子供はかなり整った顔立ちで、成人後はロイ・チウ、ということを意識した選択に見えたのですが、こんなところでも対照的です。

 

「彼女」がいる宣言をした亞諾。鳳姉さんの誕生日パーティーに連れて来た偽の彼女は、亞諾の秘密を知る従妹、シャオチン(小菁)でした。両親以外にも秘密を知る人がいたのですね。

持っているカードの番号を指定された女性が子楓とダンスをするという企画、これを鳳姉さんが切り出した時点で、亞諾の恋人に渡された番号が指定されるのは明らかでしたが、そもそも、子楓とダンスをさせれば亞諾の恋人が子楓に揺らぐ、という発想がすごいです。子楓、女性関係に関して高評価。

会場では小菁が持っていたカードの番号が告げられますが、小菁は亞諾にカードを預けてお手洗いタイム。すばらしいタイミングです。

 

結局、うまく断ることをしない亞諾はそのままダンスのパートナーになりますが、この時の子楓の表情がやけに色めいていて戸惑います。この時点では子楓は亞諾を男性だと思っているはずなのに、踊り始める子楓の目は恋愛モード。亞諾から子楓という方向はいいとして、子楓から亞諾の場合は、いけないものを見るような気分になります。

 

踊る、ぶつかる、チュー。

あまりにドラマらしく、爽快です。小菁はここでも大活躍。当初は子楓にときめいていながら、従姉の亞諾のために、まさに背中を押してくれます。現時点では単なる迷惑ですが、のちに振り返ればいい人のはず。

 

ところが子楓、あんなにうっとり亞諾を見つめていたのに、唇が触れたら彼女を突き飛ばしてしまいます。あんな目で亞諾を睨まなくても、とショックを受けつつ、半分安堵。

 

子楓がわざわざ亞諾の家に来るとか、亞諾の父親が子楓の会社の社員とか、小菁がデパートのくじで当てたクルージングと子楓の家族旅行のクルージングが同じ船とか、フィクションの世界ならではの内容がつづくのですが、おもしろいのでそこにこだわらずに楽しめます。

 

子楓と養母である鳳姉さんはとても良い関係のようですね。お互いを大切にしている様子にほっとします。この二人の関係は初回から気になります。

 

予告の「女なのか?」、これは、早めに女性だとわかっていくのか、予告が思わせぶりなだけでバレずに進んでいくのか、どちらでしょう。子楓はまだ気づいていない様子ですが、彼の友人は、すでに第1話の時点で何かを疑っている様子でしたよね。どんな方向に進むのか、この先を早く見たいです。