天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ

台湾ドラマや中華なドラマの感想を書いています。吳慷仁が好きです。

「アニキに恋して」 第6話

「アニキに恋して」(愛上哥們)第6話。

子楓、かっこいい。

 

以下、ネタバレあります。

 

 

 

 

前回、病院でアーヌオ(亞諾)の母親にズーフォン(子楓)が責められていた時、責められる子楓が気の毒になりつつも、直接の責任はなくても上司として自分の子供を守ってほしいという親心か、と受け止めていましたが、誤解があったのですね。

でも、そんなことよりも、病院に行ったにも関わらず亞諾の性別が判明せずに良かったです。

 

母親に甘える亞諾がかわいい。

 

子楓の父親の中傷記事を書き、亞諾を屋上に閉じ込めた編集長は子楓の反撃に合います。子楓、こわいです。

車を飛ばしてカーブを切るシーンは、バロン・チェン(陳楚河)本人が運転していますね。スピード自体よりも、カーブの切り方にスピード感があって、緊迫した感じが伝わります。見せ方が上手いなあと思うものの、後ろに黒い車が見えていてヒヤッとさせられます。もちろん撮影用に準備されているのでしょうし、通行人風の黄色い服の人はスタッフかとは思いますが、気になって何度も見てしまいました。

バロン・チェンは、ディラン神父の時のような余裕ある雰囲気が魅力だと思いますが、同時に、このキレた時の妙な現実味がいいのかもしれません。

 

「男が好きだから」。

ズーハン(子涵)にしつこく迫られた亞諾が答えに窮し、自分の両親と子楓兄妹の前で最後に言った言葉は、男が好きだから。亞諾は女の子ですし嘘はついていません。でもこれ、子涵を避けることには成功しても、子楓と友人として付き合いにくくなってしまうわけで、まったく得策とは思えない対処法です。

 

ナナ(娜娜)とチンヤン(青陽)も徐々に接近。青陽に向かって、忘れ物を届けることを口実に自分に会いに来たのかと尋ねたり、あなたは私の太陽だと言ったり、娜娜は伸びやかに振る舞いつつも男心にぐいぐい迫ります。

二人が風船で戯れるシーンは、甘い雰囲気に酔うとまでは行かず、弾け方に微笑ましいとまでも行かず、ちょっと見ていてこっぱずかしくなってしまいました。こういう何気ないシーンって、かえって難しいものなのかもしれませんね。

 

亞諾に自分は男が好きだからと拒まれてもまったく引き下がる気配のない妹子涵とは対照的に、兄子楓は亞諾の額に自分の手を当てられただけで動揺します。今まで散々、男同士にしては不自然なほどに接近していたのに、意識した途端、この程度でも気にする子楓。そんな子楓に強気に迫る亞諾がノリノリで笑えます。一方、男性が好きというのは嘘と明かされた時の子楓の表情がかわいいです。

子楓は基本的に、危険を顧みず戦って亞諾を守り、彼女をぐいぐい引っ張っていますが、亞諾の方がむしろ安定していて子楓を見守り支えているように感じます。この感じはメーガン・ライとバロン・チェンの舞台裏の様子から感じる印象とちょっと似ています。二人を見ていると、バロン・チェンがリードしているにも関わらずメーガンがバロンをノビノビさせてあげているように見えてしまうのですよね。そこが微笑ましいところでもあります。

 

さて、今回もたぶん邪魔者、邵翔さんの登場です。

邵翔さんを見るのは「幸せが聴こえる」以来なので、捨てられた子犬に優しくしていても、何か裏があるんだ、と思ってしまいます。

ジャールイ(哲瑞)は、亞諾が女の子であることも、26歳になるまで男子として過ごすことも知っていたのですね。おまけに亞諾の誕生日まで覚えている。これは間違いなく強力なライバル、または邪魔者です。

 

一人用のはずの温泉につかり、ひとり後宮ドラマごっこをする亞諾ですが、遠くから子楓の声が…。って、女の子であることを隠しているのに、男3人相手に温泉に誘う亞諾が無謀です。

こんなところで終わりましたが、温泉はきっと切り抜けるのでしょうね。

 

亞諾の秘密を知る哲瑞の登場で、またおもしろくなりそうです。

両親や従妹と異なり、彼が真実を知っているということを、亞諾自身は知りません。亞諾が気づかないところで彼女を守ってくれそうなポジションですが、亞諾にとっては単なる隣のお兄さん。彼がどのように絡んでくるのか楽しみです。