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天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ

台湾ドラマや中華なドラマの感想を書いています。吳慷仁が好きです。

「結婚なんてお断り!?」 第25話(最終話)②

結婚なんてお断り!?

「結婚なんてお断り!?」第25話(最終話)①

「結婚なんてお断り!?」 第25話(最終話)① - 天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ

のつづきです。

 

 

 

ここから先、まるで別のドラマのような、不思議な展開に入っていきます。

 

この終わり方自体はドラマのエンディングとしてありなのだと思いますし、こだわりを感じます。ただ、あまりにもここ数話の内容やここまでの流れとの繋がりが悪いのです。そして、この作品独自の味わいが、別の味わいに変わっていきます。

 

不思議な展開の入り口、環真母が環真の携帯を取り上げた場面も、あの程度の話で母の手に携帯が渡ってしまうということ自体、このドラマとしてはかなり安易でしたし、携帯を持たずに出かけた環真が真っ白なワンピースを着ている、というのも、ああここでラストシーンなって盛り上がりが来る、とわかってしまうので、これまたこのドラマにしては珍しく興醒めしてしまいます。

そしてあの路上パフォーマンスへ。

これ、必要だったのでしょうか。

デパートのパフォーマンスに至っては、なんで入れたのか。気持ちの流れは途切れるし、結局は無くても同じだったし。こんな扱い方ならば無い方が良かったのに。

心の中がザワザワし、ドラマの世界に浸れません。

環真を大切な女性として大ホールに誘導するためならば、ジャスティンの親友だけが登場して環真をエスコートすれば済みますし、むしろその方がスマートだったはず。

もしや、踊っていた人たちを登場させなければならない裏事情でもあるのか、とまで思ってしまいました。

 

そして、全員アップル。

 

「カノジョの恋の秘密」でダーホァが脈絡なく美顔器を使っていたことなどかわいく思えてきました。

序盤からiPadが何度も映るので、スポンサーなのだろうとは思っていましたが、環真に幸せな瞬間の写真を見せる人たちが全員iPadとは、さすがに攻め過ぎです。ジャスティンが皆にiPadを提供したと思えばいいのか、と思ってみるものの、映し出されている写真をよく見ると、自撮り棒では届かない距離から撮影されたハグやキスなのです。どうやって撮ったのか、ジャスティン。

 

もうここまで来ると、ここは別物、として楽しむしかない、という気分になってしまいました。

 

大ホールのシーンは、ここだけ独立させて見ていたら、いいシーンなんですよね。でも、さすがにちょっと無理があるというか、別物のように浮いてしまうというか。せっかくここまでいい流れで来たのに、この一連のシーンだけは先に決まっていたのではないかと思えるほど繋がりが悪く感じました。先に決まっていてもいいけれど、そうであるならば、そこにきれいに繋げてほしかったのですよね。

 

ジャスティンが環真のためにこんなにも演出に力を注ぎ、皆にも協力をしてもらい、あらゆる手で気持ちを伝えたのに、もし、それでも環真が断ったら、もうさすがに冷める、と思いましたが、ここは無事、跪いたジャスティンに、我願意(Yes I do)と答え、ようやくハッピーエンドとなりました。

 

周りの人たちも幸せそうな表情で、綺麗な二人が綺麗にキスをして綺麗に終了です。

 

最後の最後に、予想外の旅をさせられたような気分ですけどね。

終わってしまえば幸せな気持ちが残るのですが、ドラマとしてはもう少しすっきり結ばれてくれた方が引き締まった気がします。

 

不思議な展開の最後の方に、高校時代のジャスティンが環真に魅かれていた話がまた登場しましたが、その意味合いは意外にもシンプルでした。

環真が自転車をこぐ後ろ姿に胸が高鳴り、環真が妹と話す姿を見て心が動かされ、出会った時に我を忘れるほど心惹かれた、何度も僕の心を動かしてきたのは君だった、と。でも、初期はつねに遠くから見ていただけのジャスティン。

結局、中身の如何に関わらず、環真は昔からジャスティンの好みの女性だった、ということですよねえ…。

ジャスティン母と環真父も恋人同士でしたし、遺伝子レベルで好みの女性には抗えなかったのか。

 

もうひとつ、気になってしまったのは韓国観光の宣伝です。

iPadの場合は、ラストの全員iPadシーン以外は、スポンサーなんだろうと思う程度でしたが、韓国観光は、明らかに韓国でのシーンを見せることが目的と思える場面があったり、必要性のない場面でも地名が出たりするので、相当な事情があるのかと調べてしまったほどです。宣伝目的で登場する物は多いので、いつもはそれほど気にしないのですが、台詞に出てきたりストーリーに絡むと気になってしまいます。特に、このドラマは、いわゆる「ゆるさ」があまりなく、そこが魅力でもあったので、スポンサーに由来する隙が目立ってしまったのかもしれません。

 

でも、ドラマ全体としてはとてもおもしろかったです。

コミカルなシーンのおもしろさや、予想がつく一歩手前で切返すような小気味よさ、出来事の細やかな重ね方で、常に楽しませてくれました。そして主演のアリス・クー(柯佳嬿)とロイ・チウ(邱澤)は、全体の雰囲気をとてもスマートにしてくれたと思います。以前の「進め!キラメキ女子」(小資女孩向前衝)の時よりも、二人ともずっと魅力的に感じましたし、特にロイ・チウはコミカルなシーンの間が良くてちょっと驚きました。

 

つづく。

「結婚なんてお断り!?」 第25話(最終話)③ - 天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ