天天晴天:台湾ドラマと中華なドラマ

台湾ドラマや中華なドラマの感想を書いています。吳慷仁が好きです。

「キミをプロデュース」 第16話

「キミをプロデュース~Miracle Love Beat~」(A咖的路)、第16話。やっぱりこのドラマはコミカルな展開になった方がおもしろいです。

 

今回も吳慷仁が歌っていました。彼が歌ったのは、翁立友の「堅持」。翁立友さんの歌声はこちら。日本の演歌の爽やか版といった感じに聴こえます。

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吳慷仁が歌った方はTVBSさんがアップしていないので、劇中のものをアップされている方の動画を拝借。

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演歌っぽさが無くなり若者らしさがあります。吳慷仁がふだん話している時の声は美声の部類ではないと思いますが、歌う時の声はとても好きです。

 

以下、ネタバレあります。

 

 

 

ここへきて、序盤のコミカル路線が戻ってきました。幽霊の恐怖に怯えつつも冷静に対策を練るシューユー。携帯の画像で対策とは、なかなか頭が回る、と思ったら画像は十字架。東洋式の幽霊に効くのか、と思えば、中国式に切り替えるというオチつき。細かいです。

しれっと登場するウェイジェンとそこでの会話はテンポがあって久しぶりにおもしろかったですが、なぜ楊琴だったのでしょう。

 

ここで楊琴を弾くウェイジェンを見つめるシューユーの視線がいやらしいです。ウェイジェンを評価し、かわいく思い、好意を抱いているとはいえ、テリーならこんな顔はしない。もっと深い愛情を感じる優しい表情で見つめるのに、シューユーはやはりただの男です。でも、それがシューユー。このまま普通の男子として突き進んでほしいです。

 

営業については、アニー、大貢献。ウェイジェン自己紹介ダンスも誰より生き生きしています。会場からキスを求められたウェイジェンが、がっつり口を押えて嫌がる姿がかわいい。そんなウェイジェンに間髪入れずに、俺だって、というシューユー。そんなことは言わなくていいです。

 

巡演のことを褒めて自分が誇らしい気持ちになったとウェイジェンに話すシューユーと、いつか必ず表舞台に立ち輝く日が来るというシューユーの言葉に指切りを求めるウェイジェン、仲間としてのハイタッチやグータッチを続け最後に胸をぶつけあってハッとする、という一連のシーンは、ここからお互いを意識し始める、という流れだったらすごくよかったのに、と思いました。先週も書きましたが、恋愛と恋愛の間で微妙に心情が被っているというのは生々しいので、ドラマの世界では恋愛間のインターバルが欲しいのです。

 

このシーンは二人ともかわいく、適度にコミカルで、好きなシーンです。ぶつけあった胸の柔らかさに女の子として意識し、部屋に帰って扇風機を自分に当てて落ち着こうとするシューユーも、照れることを否定し間違えないように自分に言い聞かせるウェイジェンも、ロマンチックな雰囲気でかわいい。それだけに、ウェイジェンをプロデュースすると決める時点までは、恋愛感情とは明確に区別できる純粋な思いとして描いてくれていた方が、このシーンを始まりとする二人の物語としてきれいだったと思ってしまいます。

 

チエンルイはグォさんと関係があるんですね。彼女の強気な態度からみて、予想される関係は限定されますが、このあたりの絡みは今後楽しみです。

 

よりによってウェイジェン母によるウェイジェンCD手売り現場に遭遇するジアシンとリーダー。ウェイジェンママ、お願い黙って。リーダーが悪い方に行くための材料を得てしまいました。リーダーには悪い人になってほしくないです。

 

ネット上の批判に新品の携帯でひとり反論するシューユー、とても鬼才と言われたプロデューサーには見えません。電話で讃!と言ったとき同様、普通のお兄ちゃんです。

 

ウェイジェンに強くいてほしいので、このまま前に向かって進んでほしい。そして、リーダーにも幸せが訪れてほしいです。